記事「江國香織」 の 検索結果 306 件
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『間宮兄弟/江國香織』を読んで正直言って、最初の30ページくらいはどうにもつまらなくて、 何度も止めようと思った。 江国さんの小説は、 変人とまではいかないまでも 少し変わった人が、主人公であったり 作品の重要な役割..
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『ホリー・ガーデン/江國 香織』を読んで 2江國さんは、たぶんそうしようと努めているのだと思うけれど 常識とか教訓とか一般論的なことを 小説にはできるだけ入れないように しているのではないか、と思う。 だから独身者との恋愛はマル、不..
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『ホリー・ガーデン/江國 香織』を読んで果歩も静枝も、江國さん本人だと思う。 一見、正反対に見える二人だけれど 本質的にはとてもよく似ている。 それも、元々は二人とも江國さん本人だからではなかろうか。 僕にはそう思えてならない。 ..
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『こうばしい日々/江國香織』を読んで江國さんの作品は大半読んだと思うのだけれど なんて瑞々しい文書を書く人なんだとあらためて感心した。 感嘆した、と言った方がより近いかもしれない。 しかし文体は、そっけないまでに至極シンプル。..
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『すいかの匂い/江國香織』を読んで江國さんの短編は それぞれにリズムや色合いがことなり、 ストーリー仕立てのミュージックビデオを見ているような感じがする。 江國さん本人は 文学以外のことにあまり興味はないかもしれないけれど..
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『いくつもの週末/江國香織』を読んでほとんどのろけに近い。 だけど面白い。 人によっては危険な考えかたと感じるかもしれない。 けれど、僕はほぼ100%理解できるし、支持したい。 危険かもしれないけれど、 これくらいの緊..
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『落下する夕方/江國香織』を読んでいろいろな感じ方があっていいと思うから 正直に書くのだけれど 僕はあまり華子へ魅かれない。 波長が合わないのとは違う気がする。 むしろ同種と言ってもよいくらいだと思う。 華子は誰とも..
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『流しのしたの骨/江國香織』を読んで自分たちだけのルールを持っている家族って 結構羨ましかったりする。 息苦しいと感じることも度々あるだろうけど 一定のルールの中で暮らすというのは 慣れてしまうと以外に心地よいものがあると思..
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『泳ぐのに、安全でも適切でもありません/江国香織』を読んで解説で山田詠美さんがいっているように、 「濃縮ジュースの一滴」のような短編と表現するに尽きる。 はっきり言って、江国さんと波長の合わない人や 想像力の乏しい人はこの短編集を読んでも全然面白く..
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『神様のボート/江國香織』を読んで人は何かに帰属していたいという願望が根本的にあるし、 帰属していなければ生きていけないのだと思う。 根無し草では生きられない、ということか。 江國さんのとてもよいところは、というか 気にっ..
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『東京タワー/江國香織』を読んで大学生の心と生活のリズムをとてもうまく表現している作品だった。 耕二に象徴されるような あたかも世界は自分を中心に回っているような傲慢さや 多少の体力的な無理なら馬力で乗り越えてしまう強引さ..
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『ホテルカクタス/江國香織』を読んで童話タッチでいて、 それでいて幾とおりの読みかたもできる作品だった。 大人でも子供でも楽しく読むことができると思うが、 受け取りかたはそれぞれ異なるのだろう。 2ときゅうりと帽子が、 そ..