記事「深田晃司」 の 検索結果 34 件
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シリーズ「映画と労働を考える」第1回 映像労働者の現状昨年か、一昨年前のことか、たまたま目にしたテレビの報道特集で、流行の「格差社会」について取り上げていた。取材対象は、ワーキングプアに陥ってしまったどこかの製造業の工員だったかと思う。 そこで切り..
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試写室だより『灰土警部の事件簿 人喰山』映画の闇、映画館の闇 深田晃司(映画監督)どろりと黒い空の下、あたかも巨大な幽霊であるかのような古びたマンションのベランダから布団が一枚、ひらりひらりと、落ちていく。それは、何か重力とは全く別の法則に従うような気味の悪い落下で、左右に揺れる..
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試写室だより『SR サイタマノラッパー』ニッポンノラッパー、スクリーンノラッパー深田晃司(映画監督)「モンタージュとはふたつの異物の衝突である」とは誰の言葉だったか。 自分で映画を作るとき、ふいにこの言葉を思い出し、一方で目の前の編集台で繰り広げられる退屈なる「交通整理」に冷や汗が出たりするの..
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試写室だより『ノン子36歳(家事手伝い)』 鉄の鎧が脱げるまで 深田晃司(映画監督)丘の上のキ○ガイ学校。 これは、現在の日本映画界を支える多くの才能を輩出(排出?)している大阪芸術大学に、地元の人々が与えた呼称であるらしい。 この話を僕にしたのは、やはり大阪芸大出身の友人..
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緊急座談会「『映画芸術DIARY』よ、どこへ行く?」映芸ダイアリーズインターネットの広がりに伴い、誰もが映画について自由に発言することが可能になりました。その結果、映画そのものだけでなく、映画について語られる言葉もまた供給過剰の状態に陥っています。こうした状況の中に..
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試写室だより『東京人間喜劇』映芸ダイアリーズ本サイトで試写室だよりを執筆されている深田晃司監督の新作『東京人間喜劇』が10月11日(土)からアトリエ春風舎にて公開されます。本作は深田監督が所属する劇団「青年団」が制作から興行までを行い、オール..
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試写室だより『幸福 Shiawase』 映画の余白を埋めるもの 深田晃司(映画監督)小林政広監督の『幸福』は、誰かを愛することはそれ以外の誰かを不可避的に不幸にする世界の無常を、ややセンチメンタルではあるものの、しかしこれ以上ないぐらいの簡潔さで提示して見せた映画である。 ..
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「ざくろ屋敷 バルザック『人間喜劇』より」深田晃司監督インタビューフランスの文豪バルザックの短編小説『ざくろ屋敷』が、70枚近い静止画に、俳優の台詞と音楽、そしてカメラワークにより、1篇の映画として見事に完成した。弱冠26歳、深田晃司監督の秘密に迫る。
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■映画館だより『ランジェ公爵夫人』不在の力学ジャック・リヴェット監督の最新作『ランジェ公爵夫人』は、映画ファンとバルザックファンを兼任する者たちを、長らく待ちわびた恋人に出会えたような気分に浸らせてくれるのではないだろうか。ようやく、バルザッ..
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試写室だより『きみの友だち』センチメンタルの在り処深田晃司(映画監督)住宅街のありふれた公園に、白い紐が揺れている。それは大縄飛びの紐で、両端には小学生の女の子ふたり。一人は片足不随で松葉杖、もう一方は病弱そうに見える。つまり、彼女らは半ば強制的に「飛ぶ人」ではなく「..
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