記事「石原吉郎」 の 検索結果 28 件
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絶望絶望とは,望みの絶えることなのか,望みを絶つことなのか。 ある年齢以降,政治に対する姿勢が変わった,次の時代は次の時代を担う世代が考えるべきだ,その時代を生きていないものが,とやこういう..
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こころ心 と書くのと, こころ と書くのではニュアンスが変わる。 こころというと, 無疵なこゝろが何處にある というランボーのフレーズが浮かぶ。 「心」は非..
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無駄僕は自分が効率的な生き方をしているとはとうてい思えない。 しかし効率的でない,と言うと,インプットしたエネルギー以上の成果を出せたかどうかとということになるか。あるいは能率的と言うと,一定時..
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墓毎年,二度名古屋の菩提寺に墓参りに行くのだが,父が祖父の死を機に建て替えた墓の後ろに,古ぼけた赤茶色の小さな墓石がずっとある。戦災で焼け残った元々の我が家の墓らしい。母は,墓参りの度にそこにも..
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「死」から見るマジに,死から考えるのが,自分にとって,もはや当たり前になった。もうあと何年かが,気になる。そういう人間にとって,「未完了」などという言葉は,ちまちまして見える。その言葉に器量もスケールも感じ..
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ペシミストの勇気について 石原吉郎詩文集所収 講談社文芸文庫sponsored link G・ドゥルーズは哲学の無力を嘆いた。 最近河出から文庫化された『記号と事件』の冒頭でこう述べている。 哲学は力を..
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孤独どうも孤独とか孤立がマイナスのイメージで語られるのが,僕には,しっくりこない。 孤独であることを選ぶとは,おのれひとりで立てるということではないのか。 孤独であることを選ぶとは,おのれ自身..
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にあわないけど愛かやさしさについて何だろう,「愛」とか「優しさ」に関わるものを拾っていくと,石原吉郎の,緊張感をなくすことへの,凛とすることへの意地と,それを失うことの恐怖のようなものを感じた。思い入れ過多のせいかもしれない。 ..
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生きる矜持~石原吉郎の詩をめぐってⅤ生きる,あるいは生き方という点では, いわれなく座に 耐えることではない 非礼のひとすじがあれば 礼を絶って 膝を立てることだ 膝は そのためにある そろえた指先も そのために..
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自分の場・場の自分人は一人では生きていけない。人とのかかわりの中で生きる。人との結節点として生きる。しかし,ひととの関係とは,場に他ならない。 清水博さんは,「『生きている』ことと『生きていく』こととは,まっ..
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人との距離いまもそうだが,人との間合いが上手くとれない。歳とともに,表面上うまくごまかす手立てには長けてきたが,基本的に,距離の取り方がわからないことに変わりはない。 それが照れとなったり,「つんでれ..
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待つことについてずっと何かを待っている,ということはないか。ゴドーを待ちながら,というのを観た時,自分が待っているのが,神でも人でもなく,単なる僥倖のような気がして,待つのをやめようと思った記憶がある。 爾..