記事「社会」 の 検索結果 35545 件
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1999年 ――― それは、「地球最後の年」だった ―――今から約五年半前。 その頃私は仕事で非常に苦しんでいた。憂鬱などというものはとっくに超えていた。毎日が不安と焦燥と絶望であり、自分はもう半分死んでいると思いながら日々を過ごしていた。 その時..
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インフルエンザ治療の日々今朝、珍しく早く起きた。六時四十五分だ。 いつもなら八時過ぎにならないと寝床を出ないのだが、今日は早々に目が覚めた。 パンをかじり、コーヒーをすすりながら、テレビを見る。 最近めったに見..
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「カネ」で人は幸せになれるか先日、私は「傷つきたくない症候群」の一篇として、「愛されてお金持ち」という小説を書いた。 私は、「お金持ち」という言葉に対して、良いイメージを持っていない。 いや、「カネ」自体に良いイメージ..
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自分のバリアーを確保する ――― 安定した精神状態を保つためにテレビのニュース番組で、野球の松井秀喜選手が歩いているところを、大勢のファンが取り囲むシーンをよく見かける。 ファンの中には、松井選手に握手やサインをねだろうとする人たちがいる。 松井選手は..
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口だけの非力なロマンチスト「吐き気がするほどロマンチックだぜ」。ふと、この言葉を思い出した。 日本のパンクバンド、ザ・スターリンの代表曲、「ロマンチスト」のサビの一節だ。 この曲を最初に聴いた学生時代、この言葉の意味..
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「自尊心」とは何か先日述べたことであるが、「人は人を傷つけることから逃がれられない」と私は考えている。 これは心理の面に着目してみた場合、「人は生きて行く上で、大なり小なり相手の自尊心を傷つけてしまうことから逃れ..
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人を傷つけずに生きて行けるか ――― 「いい人」の正体とは青く澄んだ、海の中。 海底には、色とりどりの珊瑚。 そこに、一尾の極彩色の魚が、悠々と水中を泳いでいる。 一瞬、黒い影が走った。 魚は、体にモリを貫かれて、無表情に上を向いて漂ってい..
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克服し難い、自分への甘え ――― このブログへの私の思いも含めて前に書いた「暢気眼鏡」の記事に対するmayu7さんのコメントへの返事を書いているうちに、 私が抱いていたある考えにたどり着いた。それはこのブログを営む上での前提の考えにもつながった。 そこで短..
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倫理無き競争社会 (後編)さて、話に戻そう。 今、「万人の万人による闘争」が再び行われる時代になってきた、と私は述べた。しかし、健全な競争を促すためのルールは十分に確立されないし、確立されたとしても適切に遵守もされないの..
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倫理無き競争社会 (中編)では誰のためのルールか、ということになる。もはや古色蒼然となったマルクス主義的な発想からすれば、あらゆる社会ルールというのは結局のところ資本家が富を得るためにつくられたものである、ということになりそ..
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倫理無き競争社会 (前編)「そうだよ君、ねえ、少々悪い事をしても金を儲(もう)けた奴の方が結局悧巧(りこう)だよ、今の世では」(石川達三「蒼氓」) 先日、小林多喜二の「蟹工船」を読んだ。日本の国土を遥か離れたカムチャツ..
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「倫理無き競争社会」 公開にあたって当初、私はとあるテーマのエッセイを書く予定であった。 ところがもしそのテーマのエッセイを公開すると、なぜ私がそのテーマを取り上げるのかと、読んだ方が戸惑うのではないか、と考えた。 そこで..