記事「親友」 の 検索結果 993 件
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あなたは腹の底から真面目ですか夕刻から降り出した氷雨に、意識して打たれながら病院を出た。 激しく落ち込み、動揺している。 奴の最初の脳梗塞は二年前だった。 そして今年、二度目をやってしまった。 一般的に..
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石に腰を、墓であったか今日は秋の彼岸の入り。 庭でコスモスを摘み、それだけではあまりにも寂しいので、途中で花を買い足して、三ヵ所へ墓参に出掛けた。 我が家は二ヵ所、それに親友の墓所へ向かった。 遺され..
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七回忌春とは名ばかりの頼りない午後の陽が霊園全体を斜めに投げかけ、本当の春を待ち焦がれているように見える。 君が逝ってからもう六年の月日が流れてしまった。 軽く一礼し、墓苑に足を踏み入れる。..
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わがまま親父の誕生日今日は、我々の長老として永遠に君臨し続ける親友の誕生日である。 長老の用事といえば、自分が趣味で作っている模型を我々子分たちに拝謁させるか下賜するため、こちらの都合など関係なく呼びつける独裁..
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数えても意味のないことを数えている有無を言わせぬ出生の理不尽と、例外を許さぬ死の残酷との狭間に生き、すでに最末期を予感していた親友は、果たして無常観を基礎とした諦念を抱いていただろうか。 健康な人間が狂気にならずにいられるの..
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光の中で光の中で 光 の 中 で いま静かに幕が上がり始める 私の薬指がリズムを打つ ..
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比喩と倒置法東京マラソンの日の夕方は、月島や佃の銭湯が満員になるという。 走り終えた市民ランナーたちが、帰る途中で汗を流すからなのだろう。 完走した人も、残念ながら断念せざるを得なかった人も、本当にご苦労..
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主役のいない誕生日七月に引いた夏風邪がきっかけなのか、この夏ほど体調がすぐれない年はない。 それがここ十日ほど顕著で、油断していたせいか、数年振りに持病も出て苦しんでいる。 でも半月ほど前に、相棒から、 「9..
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盆の入り普段は自分の先祖が帰依し、その宗教の信仰が続いていることなど、滅多に考えることもないが、この時期は特別だ。 迎え火を焚き、逝った人を迎える。 私の場合、黄檗宗から浄土真宗へ宗旨替えをして、..
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思い出は夏色徒然なるままに…。 今日は51歳で逝った兄の誕生日だ。 生きていれば何歳になるのかな。 昨日は東京でも春一番が吹いて、暖かいというよりは汗ばむほどの陽気だったけど、今この時間は寒..
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思い出はいつも僕の隣にいる「佐賀」という文字には、敏感に反応してしまいます。 それは親友の出身地だからで、通り過ぎることは出来ません。 思えば、彼が帰省するたびに、唐津や伊万里の焼き物を、お土産に買って..
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夕陽 -あの日の海の記憶-海を見たい。 あの海の、夕陽を見たい…。 昼食を済ませてから、車を走らせました。 途中で渋滞はあったものの、夕刻までには余裕で到着。 防波堤に腰掛け、太陽の行方を見守ります。 ..