記事「詩」 の 検索結果 48594 件
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まどろんで地面にそって とんぼが白い花びらにたわむれて 追いかけて つめよられた花びらは 浮いたり沈んだり 丸を描いたり重ねたりして よく見れば 花びらなんかじゃない ひ..
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落として自転車で踏みつけてしまいそうで ブレーキをかけて 危うくとまって 側溝ふたのうえに黒いスマホが落ちていて 自転車からおりて手に取ると じつはモバイルバッテリーで ..
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男の時と女の時水平線のさきで淡い雲につながって 遥かな時をへだてても 間近な崩れそうな海遊びの騒ぎ声が波の音とまじわって 男にぶつかっても その鮮やかさは 視力や聴力に比例する..
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もずが枯れ木で広い歩道 車道側には何本かの葉の茂った木があって 白い壁の反対側にも何本かの木があって それに沿って八つの木製のベンチがあって 引いてきた自転車をあいているベンチの横に..
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締めシーツの片隅に 小さな血の花びらががふたつみっつ ちょうど 腕の辺りで そういえば寝るまえに肘に小さなふくらみがあって それを爪でひっかいて取り除いて そのあとは ..
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うとうとしてうとうとして つい眠りこんでしまって 後悔の汗だくで起き上がりすわりこんで わずかの時間を費やしたに過ぎないと 自分をあざむいて 暗闇でなりをひそめるナルシズムに浸ったは..
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ひとりカラオケすさまじい暑さですね 『おはよう』よりも 『こんにちは』よりも コンビニでの あたりまえのあいさつことばになって わたしにとっては 悲しさや苦しさの俯き..
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待っています『待っています』 ひとり用の木のイスも 粗末なベンチもあって たくさんのひとがいて ざわめいているなか 『待っています』 わたしはそっとつぶやきます..
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私的には『わたし的には』 そう切り出されて 戸惑って わたしだけの むしろ秘密めかした影がはしって 怖気づいて 息を吸いこみ ゆっくり吐きだせば 影は遠ざかり な..
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反転する過ぎ去った時制が 「き」だろうと「けり」だろうと「たり」だろうと どうとどめようと関心はない 話しがいかにも懐古的で それを近似的にあらわそうと対照的にあらわそうと まして ..
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ひらけゴマこんなチビにだって虫のしらせはあってさ 丈の高い草と枝葉にふさがれた直立したくぼみに おいら まじめに向き合って 『ひらけゴマ』 上に開くか横に開くか それはわ..
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酸っぱさ忘れものにおどおどして 落としものにひやひやして だいじょうぶだよって自分に聞かせてほっとして でも内心ではいらいらして 行って帰って ともかく スーパーで買っ..