記事「赤江瀑」 の 検索結果 34 件
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美神たちの黄泉〔赤江瀑〕「坂村調右エ門氏刺さる。K座 血みどろの仁木弾正」新聞の見出しを足立健祐は呆然と見つめていた。 7年前の夏、中国山脈の山間、藤芽歌舞伎発祥の地の芝居小屋に、脇腹に匕首をのんだ仁木弾正が現われ、そして..
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遠臣たちの翼〔赤江瀑〕世阿弥に魂を奪われた男と女が辿る数奇な運命。 「砧」に魅入られ、スターの座をすべりおちていく男の破滅への道程を描く「元清五衰」など妖しいまでの美意識に充ちた待望の連作五篇。 「元清五衰」「日輪..
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虚空のランチ〔赤江瀑〕赤江氏が手がけた200篇を越える全短篇作品の中から選りすぐられた16篇を収録。 現代日本において望みうる、豪奢にして妖美な物語の饗宴。 『虚空のランチ』は京極堂シリーズ並みに分厚いんで、手が..
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荊冠の耀き〔赤江瀑〕その夏、姫ケ崎の浜辺に藤屋優介、竹原国友、松田凛の三人は連日のようにやってきた。彼等は女を食べた。かといって好色というわけではない。海とも、太陽とも、夏とも分け隔てなく遊んだのである。彼等は人が浜に集..
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夜叉の舌〔赤江瀑〕夢、霊魂、死、エロス、日常生活のはざまでふと垣間みる摩訶不思議な幻想の世界を、妖麗で凄艶な筆致で描き上げた、赤江美学の集大成。 単行本未収録の秀作も収めた、自選恐怖小説集『夜叉の舌』。 赤江小..
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ポセイドン変幻〔赤江瀑〕とっくに読了していたのですが、感想を書きそびれていました。(トロいんで、打ち込むのに時間がいるんですわ) 短編六編のうち三編を書かせていただきます。 まずは、表題作の「ポセイドン変幻」から。 ..
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光堂〔赤江瀑〕eBOOKOFFに赤江先生の文庫がまとめて出ていたので、四冊購入しました。 (eBOOKOFFって、メジャーな売れ筋の商品が多いけど、たまーに、まとまって良いものが出てくる事がありますな。古本市場な..
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灯籠爛死行―赤江瀑短編傑作選・恐怖編魔が放つ、恐ろしくも妖しい美に惹きつけられる十三作品『灯籠爛死行』 先日、読了致しました。 どれも精神的に追い込まれていく“恐怖感”と幻想に惑わされる“酩酊感”があって、赤江ワールドにどっ..
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禽獣の門―赤江瀑短編傑作選・情念編巡りくる宿命、まとわりつく情念を描いた十作品を収録『禽獣の門』。 『禽獣の門』を、つい先程、読了致しました。 毎回、同じ事を書きますが、「赤江瀑の世界」は圧倒されるのに引き込まれてしまう魔..
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花夜叉殺し―赤江瀑短編傑作選・幻想編夢幻が彷徨い、時空を超えてゆらぎ立つ怪・魔の世界。古都の寺社を舞台にした十作品を収録。 「一部を除き、最も新しい刊行物を底本とし、改めて全作に作者による手が加えられた」短編再録本。(解題より) ..
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狐の剃刀〔赤江 瀑〕京都を舞台に繰り広げられる幻想と耽美の世界。全八編。 表題作の『狐の剃刀』が一番良かったです。 これもまた最後にタイトルの意味がわかるようになっていて「相変わらず上手い作家だなぁ」と感動・感心..
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ニジンスキーの手〔赤江瀑〕赤江瀑氏のデビュー作である『ニジンスキーの手』〔1970年、第15回小説現代新人賞受賞〕がどうしても、読みたくてアマゾンのマーケットプレイスで購入しました。 古本特有の匂いはするものの、買って後悔は..