記事「高校野球」 の 検索結果 11001 件
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第241球思い出の品だった。勝手に記念の品にしていた。お守りにもしていた。あの人のことも、これが守ってくれるはず、と思い込んだ。目と目があった、あの日のことが忘れられない。そこから始まった。熱い、熱い夏が…。..
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第240球兵庫・守野台の1年生・飛浦海斗は猛然と走った。足はそんなに速くない。それが大舞台でものすごく速くなったように見えた。ベンチから、応援団から歓声が上がる中、二塁を蹴った。、三塁も蹴った。目指すはホーム..
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第239球オーラが出ていたのかもしれない。気対気なら、両者には大きな差があったような…。応援は互角に盛り上がっていた。点差はくっきりだった。それでも、結果は…。マウンド上とバッターボックス内から漂うムードが、..
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第238球ちょっと気持ちが悪かった。うまくいきすぎのような気がして…。体がいつもより軽くなってきたような気にもなった。プレーボールの頃はあれほど、重かったのに…。すいすい、投げた。ホームランも2発放ったのだか..
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第237球苦しかった。両親のつらそうな顔を見るのが嫌だった。どうして、もっと明るくなれないのか、って思った。でも、やがて、その思いさえも懐かしく思えるようになったのだから、幸せだ。あの頃があったから、今がある..
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第236球「どうして甲子園にいかへんのか」。会う人、会う人にそう聞かれた。「見に行きたいけど、自分には今、やらなければいけないこともあるから…」とそのたびに答えた。「息子もわかってくれています。球場に行かなく..
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第235球実にすがすがしい顔をしていた。やられたときは素直にそう思うようにしている。そう思うようになってから、強くなった気がした。引きずらずに次のステージに進むこともできた。失敗をバネにまた成長するんだ、って..
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第234球自分の姿が頭の中に描かれていた。スローモーションで事細かくイメージされていた。後はそこに、自らを当てはめるだけだった。はまれば勝ち。裏目に出たら負けだった。正直、それしか道がないような気がしていた。..
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第233球足場を軽くならした後、マウンドを正視した。「ヨシっ」と軽くつぶやく相手の顔が見えた。と同時に、もう構えに入っていた。あくまで自分のペースで戦いたい。先にファイティングポーズを取った。来た。初めて見る..
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第232球海斗マニア団長の香村瞳はバッグから赤い鉢巻を取り出した。額のところにちょうど「海斗」の2文字が刺繍されてある。守野台(兵庫)の1年生投手・飛浦海斗の甲子園Vを祈って、昨晩徹夜で準備した。ここぞの時に..
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第231球また両手を交差させた。「ヨシっ」。また小さくつぶやいた。今度はさっきよりも指に力を込めてみた。「やっぱり最初から、基本通りだったかな」と思いながら…。KOSMOS放送の塁沢アナも気がついた。ネット裏..
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第230球土煙があがった。またまた海斗マニアたちの悲鳴が響き渡る。瑞泉(西東京)風喜監督が大きな声をあげる。守野台(兵庫)の正捕手・石陪がひきつった顔で動いた。一塁走者の坂芽はもちろん、二塁に向かっていた。球..