記事「books」 の 検索結果 664 件
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8月の濡れた雨衣かつてヴァージニア・ウルフは、女性が天才的な作品を作り出すためには彼女たち自身のお金と部屋 / 空間が必要だと述べた。1979年の時点で、レインコーツに金銭的な余裕はまったくなかったが、それで..
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無垢なる芽生のためのユートピアその花を摘み取れ、と声がする。その花を摘み取れ。その花を摘み取れ。/ 俺はその声に逆らえない。何よりも慕わしく懐かしいその声に逆らうすべを知らない。逆らおうと思えたためしすらない。/ その花を..
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FAVORITE BOOKS 19町田尚子画集 隙あらば猫(青幻舎 2022)町田 尚子380 「町田尚子絵本原画展」 の図録・書籍。横長・左開き・赤糸綴じ本(A5横判 168頁)で、背表紙がない。絵本、装画、挿絵などから抜粋した画..
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シミュラクル・ディック「われわれにはワクチンが必要です」とメクノス人がいった。/「針路をはずれないようにしてください」/ 猫のノーマンが悠揚迫らざる態度で操縦装置のそばを漂い、前足をのばしたかと思うと、でたらめにボ..
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猫のダルシー生態学者、鳥類学者、数百万人にのぼる愛鳥家の大多数は、飼い主の有無にかかわらず、野外のネコを殺戮マシン(下線引用者)と見ている。多くの生物学者は、この侵略的外来種による捕食が実際に多くの野鳥と..
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皆川幻想館今、当時を思い出しながら書いていて、ただ一作のために、なんと大勢の方々がバックアップしてくださったことか、と鼻の奥が痛くなる。差し向かいで、編集長は作品の欠点を細かく指摘してくださった。帰宅し..
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FAVORITE BOOKS 18月夜の森の梟(朝日新聞出版 2021)小池 真理子360 最愛の夫(藤田宜永)に先立たれた作家は喪に服して1年、亡き伴侶との過去の記憶や現在の心境を綴る。朝日新聞日曜版に連載された52篇。亡夫に纏わ..
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山尾悠子と移ろう日々よく知りもしない少女のように若い女を娶ったことについて、事情は充分すぎるほど整っていたというものの、それでも取り返しのつかないことを仕出かしたような、我ながらそのとき不穏な気分でいたことはよく..
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皆川少女館「お呪いしたメンコって、どれ?」 / 圭雄が問うと、コメは含み笑いして、大型のを一枚取り出した。グニャメン相手に奮戦し、ついに相手をひっくり返したやつだ。縁まで丹念に蠟が塗られていた。/ 表は..
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猫のタマしい下手な文章で、と言うか大して上手でもない文章の、と言いなおしてもいいのだが、わが家の猫自慢を読まされるより、たとえ文庫本の判型よりも小さな画面の中でも、一眼見れば、そのなんとも言えない可愛さと..
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FAVORITE BOOKS 17皆川博子随筆精華 II 書物の森への招待(河出書房新社 2021)皆川 博子 340 皆川博子エッセイ集第2弾は「解説&書評集成」。全63篇を 「ミステリ」 「時代小説」 「海外文学・コミック・現代..
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皆川人形館目についた活字を、とりあえず拾ってみる。猫、と打ったのは、生烏賊から聞いた話が、思 ったより強く意識に残っていたからからか。/ 猫という字に、余計な線が入っているような気がする。/ 目を凝らし..