記事「人生」 の 検索結果 25687 件
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宗教改革時代における自由の意味封建社会という中世的体制の崩壊は、社会のすべての階級にたいして、一つの重要な意味をもっていた。すなわち個人はひとりとりのこされ、孤独に陥った。かれは自由になった。しかしこの自由は二重の結果をもってい..
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「最高の人生」という理想デルボラフ:おっしゃるとおり、「最高の人生」という理想なしには、いかなるヒューマニズムもありえませんし、考えられないと思います。あなたの場合には、完全なる悟り、完全なる智慧としての仏界にいたることこそ..
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カルヴァンの予定説予定説は心理的には二重の意味がある。予定説は個人の無力と無意味の感情を表現し、強めている。人間の意志と努力とが価値がないということを、これほど強く表現したものはない。 96p ・・・カルヴ..
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仏教でいう「人間の条件」仏教では、仏陀になることを究極の目的とし、そのための修行法を六波羅蜜として説きました。仏陀とは「衆生のなかで尊極の存在を仏陀という」と説明されるように、もっとも完成された人間の理想型にあたるといえます..
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世界中の若者の、責任に対する関心デルボラフ:東洋の国々の子どもたちは、事実、たいへん早い時期に自然や宇宙への大いなる開放性と献身を教えられます。これに対し、キリスト教は、またヒューマニズムも同様ですが、人間への正当な配慮をめざすあま..
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我仏来は自得なりこの三身即一の仏の境涯は、自ら得たるものであり、久遠元初以来、常住のものである。これを自解仏来とも無師智ともいうのである、信解品の「無上宝珠不求自得」も、このことをあらわした経文にほかならない。すな..
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無名の求法僧の尊い犠牲松本:さて法顕らの一行は、ブルシャプラで法雲らと別れた後、現在のアフガニスタンにある那竭国に進んで冬の三月、小雪山を渡りました。寒風が吹きすさび、人びとは恐れおののくうちに、慧景一人は歩けなくなって口..
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五十代は総仕上げ五十にして天命を知る、といわれるように、たしかに五十代というのは、人生の総仕上げの時期ともいえる。だいたい独創的なものは、二十代から三十代にかけてあらわれてくるけれども、それを四十代に発展させていっ..
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「気休め」は消えやすいエーリッヒ・フロムは、かれ以前の多くの人びとと同じように、高次の快楽と低次の快楽を区別しようとして、興味深く、重要なこころみをした。これは主観的な倫理の相対性を切り抜けるのに決定的に大切なもので、科..
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仏教を弘通した主体者出家教団というのは、社会との関係を自ら閉じてしまう傾向性があった。その結果、釈尊の生前の教えについても、教団内の秩序を維持するための戒律や、煩瑣な教義解釈の面から取り上げる方向に向かっていったのでは..
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成長に悲哀や苦悩は必要か悲哀や苦悩にも望ましいものがあり、必要なのではないか、との疑問にもまた応えねばならない。いったい、成長や自己充実が苦悩や悲哀、不幸と混乱をともなわずして達成できるものだろうか。これらがある程度必要で..
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理想世界の建設に努力する者大乗の菩薩というのは、自ら菩薩としての修行をまっとうするとともに、この現実社会に仏国土、つまり理想世界を建設しようと努力する者だ。声聞の阿羅漢のように、自分の煩悩を断滅することのみに汲々とするのでは..