記事「短歌」 の 検索結果 17224 件
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あかき実・・・歌人のふりつかの間を 緩き流れに身をまかせ 君の想うをひとみに映す 濡れる実も 熟れる実もあり秋の宵 薫る風にも揺れる朱き実 こりこりと 音する如くに凝る肩を ほぐすひととききみ想う..
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歌人のふり・・・色の波 今宵も月に押し寄せし 何を映しか群青の月 あと少し 時を惜しんで語り合い 針の速さに今日は小走り 月みては 泣きて笑いぬわが顔は いつか一人になりてみる月
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月はなみだを ・・・ 歌人のふり今日もまた 月の涙に流されて 寄る舟もなくひとり岸辺に 君の内 今日1番を思いやる 雨のせいだと慰めの傘 俯いても いつもは笑えし我が顔に 月は涙を遠く映しぬ
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歌人のふり・・・其の11温泉と 筆書きの文字黒々と 心誘うは旅の道草 揺れ揺れと コスモスの群れ走りすぎ たんぼの黄金空の白雲 目覚めれば 森が変わりし眼に優し すすき揺れゆき花鮮やかに
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歌人のふり・・・其の10コンビニで アイスクリームと缶チューハイ ビニール袋の音も躍りぬ ふたくちと 食べぬ間に溶けストロベリー ぬるきアイスの甘さひとしお 寄り道の 坂を下りし店先の 心弾みし灯り..
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歌人のふり・・・其の9白と黒 二色の糸が絡まりぬ するりととける後の切なさ 肩に載る 君の顎先受け止めて 今日までの時明日からの時 鏡より 強く映りし君の影 背中に頬にその笑い顔に
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夏の夜~歌人のふり・・・其の8ふくよかに 濡れし唇 あかき月 頬に触れ 滑り落ちたり 君の指 何度でも ぬるく囁き 何度でも ほんの少し、過ごしやすくなってる。 ここ数日の夏の夜。 旅先での旺盛な..
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歌人のふり・・・其の7知覧の夜 捨(すてる)と必の二文字に 心締められ 石灯篭濡れ 手紙にも 心偽り書く文字に 美しき文字 流るるごとく 今の世に 生まれし幸にため息と 流す涙に また流す息 ..
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歌人のふり・・・其の6君を待つ 明日に思うひらがなに たった五文字のラブレター ごめんねを 互いに返すその文字に 隠し忘れたあいしてる かけ違う ボタンひとつの大きさに いまさら気づき涙文字 朝みれば い..
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離れていても・・・歌人のふり・・・其の5離れていることを、痛感する事ありますよね。 現実の距離で離れていることもあれば、気持ちで離れていることもあったり。 隣にいるのになんだか寒かったり。 自分では近くにいるつもりだったのに、気づいた..
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歌人のふり・・・其の4たなばたです。 なにがあるわけでもないのですが。 一年に一度の夜。 どんな願いを書くのか、書けないままにすぎるのか・・・。 大人になったたなばたはちょっと切なさおまけ付き。 短冊の ..
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歌人のふり・・・其の3シャンパンの 綺麗に冷えたその色に 泡しずしずと消えし切なさ 頭上遥か 見上げた窓にともる明 その滲む灯に心浮かれて 目の前を 風に追われし雲の波 ただひたすらに目に焼き付けて ..