記事「短歌」 の 検索結果 17225 件
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かいつぶりぷくりともぐりそののちを見ずて田舟は水路をすすむ
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短歌人7月号より その2 会員2貸し付けを迫る顧客といさかひて苦しむ夢をこのごろは見ず 矢野義信 今はもう退職をしてゐるのかもしれない。 仕事の最中の頃は、夢にまでこう言ふ苦しい状況が..
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水面より蒲の新芽がすいと立つ去年の穂綿はただそこにある
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葦原をわけて櫓漕ぎの舟にゆく水やはらかくぬるくうれしい
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春長けて近江八幡駅に立ついざや子の会吟行合宿へ
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短歌人7月号より その1 会員2まるでパウル=クレーのような春の水 いつか溺れてしまう夕暮れ 千葉みずほ 詩だ。 制服のシャツは帆のよう 立ちこぎで少女は夏の空へ漕ぎ出す ..
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「特急やくも」特急やくも ほやほやとみどりのうぶげが生えてゐる中国山地を車窓より見る 山峡の田は耕され水ひかれ黄金週間田植えのはこび 日野町立日野小学校校庭に児童はをらず..
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短歌人6月号より その4 会員2鶴羽さんの母上のごと吾もまた食堂のそばを食べたくなるらん 丹呉ますみ 短歌人誌三月号に載つた鶴羽一仁さんの歌、 食堂の蕎麦が喰ひたいといふ母と雪降る町へ..
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「春のあしたに」春のあしたに 花冷えの春のあしたの花吹雪コールスローをつくつてみよう 例年より開花が早いといふさくら満開にしてたちまちに散る 川の面に細波さそふ春の風きんくろ..
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短歌人6月号より その3 会員2デザートの苺のにほふくちびるが吾にむかひてささやく喃語 桃生苑子 まだ意味のある言葉を話せない、幼い子供です。 いちごのにほふくちびる、の旧仮名遣い..
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かはらないことは嬉しいかはりゆくことは楽しい風を呼ばむか
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やはらかき祖母の背中にしがみつき歯が痛いことやがて忘れて