記事「短歌」 の 検索結果 17225 件
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短歌人8月号より その4 会員2「あのひとには言えねぇけんど」という話あまた聞きたり三叉路の辺に 鑓水青子 三叉路だから、狭い人間関係が思はれる。 四叉路では、広すぎるのだ。 ..
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安山岩腐りしのちは赤黒き粘土となりて径の辺にみす何時もの病院へ。 ドクター「短歌はできていますか?」 わたくし「低どまりで、なんとか」
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山径は雑木の中をぬつてゐる油桐の花しろくこぼれて台風お見舞い申し上げます。 離れた地域でも、大雨が降つたり、いやはやなことです。
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短歌人8月号より その3 会員2真夜中の携帯電話そんなにも青くふるへてわたしを呼ぶな 古川陽子 命令形は、せつないのだ。 どうぞ、わたしを呼んで。 おみやげのシャネル..
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三ヶ月湾洞は海食洞にの一にして岬に黒く口をあけたり三ヶ月湾洞;みかづきわんど 写真は三ヶ月湾洞ではなく、大根島の溶岩洞窟の入り口。
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おほいなるかなしみはくるたらちねの母のゆるびしちちふさ白し大根島溶岩洞窟。 脹脛程まで水が溜まつてをリ、水温14度。 足は冷たさに痺れるほどなるも、やがて慣れてくる。 地上の猛暑に戻りしのちは、しばらくの間、..
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短歌人8月号より その2 会員2ノーサイドとなりてラグビーの選手らが向き合ひて立つ春の校庭 柿沼良訓 ラグビーといふと、フィールドの格闘技みたいなものじやないかな。 で、ゲーム..
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このをんな凶暴ならずさはされど殺意いだきしいちにんを持つ大根島溶岩トンネル内。
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短歌人8月号より その1 会員2ジョバンニもカムパネルラももう遠い友達である夜空を仰ぐ 富樫由美子 「銀河鉄道の夜」、ですね。 わたしは高校生になるまで知らなかつたなぁ。 ..
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テロ等準備せず集合し恵利さんとかたみに夫の愚痴をいひあふおつぱいが足りているのか、ぐずらずによく眠る。 ときどき、その存在を忘れたりなんかする。
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五月はや過ぎて朝の雲白し四歳も九十四歳もみるやらかしちまつた。
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「さはされど」さはされど 春眠におぼるる朝の枕辺にキリマンジャロの香を呼びいだす 目が覚めてしまつたからには今日の服着て眉を描き珈琲すする 川蝉が一応ダイブしましたと..