記事「うつ病」 の 検索結果 11417 件
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くびき――とかく家庭というものは夢の中で妻と争っていた。乾いたケンカではない。言いたいことを言って済むことではなかった。互いに相手のことを十分に気遣っているのに相手はそれに気がついてくれない。屈折した感情の泥沼にあって、本来要らざる..
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素食――オクラとキャベツと納豆と晩酌と晩飯。とりあえず何がしか簡単な食べ物を作り、焼酎を薄めて飲みながら献立を考える――それが慣わしとなって久しい。 あらかじめ冷蔵庫の中身を点検し、古くなりそうなものや、野菜とたんぱく質の組み..
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テルーの唄――寂しいときは哀しい歌が繰り返し、くりかえし、聴いている。“テルーの唄”を。 何もする気が起きず、終日むなしく時をおくってきた。そんなところに、注文していたCDが届いた。 それまでの空っぽのココロを、寂しい唄は哀..
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肉味噌はイイカゲンに作るべし東急ストアで豚のひき肉が半額で売っていた。さほど脂身も多くなさそうに見えたので、買うことにした。久しぶりの肉だ。豆腐と厚揚げ、油揚げにも飽きていたところ。58円で手に入れた泥葱一把があるから、それを存..
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深夜族・早朝族未明三時とか四時に仕事に関するメールを送ってくれる大学教授がいる。この先生、早起きしているようには見えない。夜からの研究に引き続いて、書斎から私たち事務員あての雑用のメールを打っておられるのであろう。..
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夕暮れ――目に映るもの、目の奥のもの穏やかな夕暮れ時だった。風なく、夕空は晴れて、日は既に沈んだのだろう、西の空が薄紅に染まっていた。寒さはない。春になったかのよう。音もない。 身体が重く、終日ベッドの上で過した。老母へ宛てて昨日..
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狂気――その内にあることの恐怖ついに狂ったか……。それは夢の中のこと。異様な状況がとめどなく続いた。物事の展開が常識をはずれている。ところが、目の前に見えることは何ら滞ることなく、なめらかに移り変わり、それ自体は自然なのである。そ..
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不眠と“過眠”夜、飯を食い終わってすることがないので、夜八時過ぎに睡眠薬を飲んで眠ってしまった。夢の中で、娘たちの部屋の広さと調度品を、その成長した逞しさのように感じていて、いい気持ちだったところで目が醒めた。三時..
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音量のチカラ――深夜、シャンソンを聴き目覚めるラジオが故障した。音量の増減がそれぞれボタンになっている機種なのだが、「減」の調整ができなくなってしまったのだ。上がったら最後、下がらない。ブレーキが壊れ、アクセルだけ利くクルマのようなもので..
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十六夜に――友へDさん・Nさんへ 昼過ぎから夕方にかけての長い散歩から戻って、郵便受けに何も入っていないと、「世間とのつながりはないな」と、一種落胆した気持ちになるものです。孤絶、という言葉も浮かんできたりして……。..
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爽やかだけど…よく晴れ上がった。風も軽やかに吹きわたっている。 しかし、タバコが、ない。駅前の売店まで行く気力もおきなくて――。 身体がエンコ(これ、死語か。「エンジンの故障」をつづめたものかな..
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虫の声、涼風とともに夜中に目を覚ます。いつものことだが……。辛いとも思わない。むしろ、自由にできる時間ができたことを喜ぶ。 しばらくは寝台に横たわって、なぜか金魚釣りの夢とうつつと半分半分うつらうつらとし、やがて、..