記事「万葉集」 の 検索結果 7725 件
-
【4-453】我妹子が植ゑし梅の木見るごとに心咽せつつ涙し流る我妹子が植ゑし梅の木見るごとに心咽せつつ涙し流る ●妻が植えた梅の木を見るたびに心がむせて涙が止まらない。 ●吾妹子之 殖之梅樹 毎見 情咽都追 涕之流 ●大伴旅人
-
【4-452】妹としてふたり作りし我が山斎は木高く茂くなりにけるかも妹としてふたり作りし我が山斎は木高く茂くなりにけるかも ●妻とふたりで造った庭は、すっかり木が生い茂ってしまった。 ●与妹為而 二作之 吾山齋者 木高繁 成家留鴨 大伴旅人
-
【4-451】人もなき空しき家は草枕旅にまさりて苦しかりけり人もなき空しき家は草枕旅にまさりて苦しかりけり ●妻のいない家は、旅よりも苦しい。 ●人毛奈吉 空家者 草枕 旅尓益而 辛苦有家里 ●大伴旅人
-
【4-437】妹も我れも清みの川の川岸の妹が悔ゆべき心は持たじ妹も我れも清みの川の川岸の妹が悔ゆべき心は持たじ ●あなたと私のように清い川の川岸が崩れるように噂がたっています、そんな浮ついた心はもたないのに。 ●妹毛吾毛 清之河乃 河岸之 妹我可悔 心者..
-
【4-436】人言の繁きこのころ玉ならば手に巻き持ちて恋ひずあらましを人言の繁きこのころ玉ならば手に巻き持ちて恋ひずあらましを ●人の噂がうるさい最近、玉であったら手に巻いて持って恋いしたいますのに。 ●人言之 繁比日 玉有者 手尓巻持而 不戀有益雄 ●河辺宮..
-
【4-435】みつみつし久米の若子がい触れけむ礒の草根の枯れまく惜しもみつみつし久米の若子がい触れけむ礒の草根の枯れまく惜しも ●りっぱな久米の若子が手で触れたという、この磯辺の草が枯れてしまうのは残念でたまらない。 ●見津見津四 久米能若子我 伊觸家武 礒之草..
-
【4-434】風早の美穂の浦廻の白つつじ見れども寂しなき人思へば風早の美穂の浦廻の白つつじ見れども寂しなき人思へば ●和歌山の三穂の浦の白つつじを見てもさびしい。亡くなった人を思うと。 ●加<座>e夜能 美保乃浦廻之 白管仕 見十方不怜 無人..
-
【4-433】葛飾の真間の入江にうち靡く玉藻刈りけむ手児名し思ほゆ葛飾の真間の入江にうち靡く玉藻刈りけむ手児名し思ほゆ ●葛飾の真間の入江に靡いている美しい藻を刈ったというテコナが偲ばれる。 ●勝壮鹿乃 真々乃入江尓 打靡 玉藻苅兼 手兒名志所念 ●私見 ..
-
【4-432】我れも見つ人にも告げむ勝鹿の真間の手児名が奥つ城ところ我れも見つ人にも告げむ勝鹿の真間の手児名が奥つ城ところ ●私もこの目でみた。人にも告げよう。葛飾の真間のテコナのお墓を。 ●吾毛見都 人尓毛将告 勝壮鹿之 間<々>能手兒名之 奥津..
-
【4-431】 勝鹿の 真間の手児名が 奥つ城をいにしへに ありけむ人の 倭文幡の 帯解き交へて 伏屋立て 妻問ひしけむ 勝鹿の 真間の手児名が 奥つ城を こことは聞けど 真木の葉や 茂くあるらむ 松が根や 遠く久しき 言のみも 名のみも我れは 忘..
-
【4-430】八雲さす出雲の子らが黒髪は吉野の川の沖になづさふ八雲さす出雲の子らが黒髪は吉野の川の沖になづさふ ●盛んにさしのぼる雲、その雲のようだった出雲娘子の美しい黒髪は、まるで玉藻のように吉野の川の沖の波のまにまに揺らめきただよっている。 ●八雲刺..
-
【4-429】山の際ゆ出雲の子らは霧なれや吉野の山の嶺にたなびく山の際ゆ出雲の子らは霧なれや吉野の山の嶺にたなびく ●山あいからわき出る雲、その雲のようだった出雲娘子は、まあ、あのはかない霧なのか、そんなはずはないのに、吉野の嶺に霧となってたなびいている。 ..