記事「万葉集」 の 検索結果 7725 件
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【4-428】こもりくの初瀬の山の山の際にいさよふ雲は妹にかもあらむこもりくの初瀬の山の山の際にいさよふ雲は妹にかもあらむ ●こもりくの泊瀬、この泊瀬の山の山あいに、行きもやらずにたゆとう白雲、あれはわがいとしい人なのでしょうか。 ●隠口能 泊瀬山之 山際尓 ..
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【4-427】百足らず八十隈坂に手向けせば過ぎにし人にけだし逢はむかも百足らず八十隈坂に手向けせば過ぎにし人にけだし逢はむかも ●くねくねとした曲がり角の多い坂道で、道の神に供物を捧げたら、亡くなった人をとどめてもしや逢えるのであろうか。 ●百不足 八十隅坂尓 ..
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【4-426】草枕旅の宿りに誰が嬬か国忘れたる家待たまくに草枕旅の宿りに誰が嬬か国忘れたる家待たまくに ●草を枕のこの旅先の宿りで、いったいどなたの夫なのだろうか、故郷へ帰るのも忘れて臥せっているのは。家の妻たちはさぞ帰りを待っているだろうに。 ●草..
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【4-425】川風の寒き泊瀬を嘆きつつ君が歩くに似る人も逢へや川風の寒き泊瀬を嘆きつつ君が歩くに似る人も逢へや ●川風の寒い泊瀬の道、あの道を妻恋しさに思い沈み込みながら君がさまよわれた、そのお姿に似る人さえもこの私に出くわさない。 ●河風 寒長谷乎 歎..
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【4-424】こもりくの泊瀬娘子が手に巻ける玉は乱れてありと言はずやもこもりくの泊瀬娘子が手に巻ける玉は乱れてありと言はずやも ●泊瀬のおとめが手に巻いている玉、その玉は緒が切れてばらばらに散り乱れているというではないか。 ●隠口乃 泊瀬越女我 手二纒在 玉者乱..
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【4-423】つのさはふ 磐余の道を 朝さらずつのさはふ 磐余の道を 朝さらず 行きけむ人の 思ひつつ 通ひけまくは 霍公鳥 鳴く五月には あやめぐさ 花橘を 玉に貫き [一云 貫き交へ] かづらにせむと 九月の しぐれの時は 黄葉を 折りか..
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【4-422】石上布留の山なる杉群の思ひ過ぐべき君にあらなくに石上布留の山なる杉群の思ひ過ぐべき君にあらなくに ●石上の布留の山にある杉の群れ、その杉のように私の思いから過ぎ去って忘れてしまえるようなお方では決してないのに。 ●石上 振乃山有 杉村乃 思..
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【4-421】およづれのたはこととかも高山の巌の上に君が臥やせるおよづれのたはこととかも高山の巌の上に君が臥やせる ●でたらめの空言というものではないだろうか。高山の巌の上に君が臥せっておられるというのは。 ●逆言之 狂言等可聞 高山之 石穂乃上尓 君之臥..
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【4-420】なゆ竹の とをよる御子 さ丹つらふなゆ竹の とをよる御子 さ丹つらふ 我が大君は こもりくの 初瀬の山に 神さびに 斎きいますと 玉梓の 人ぞ言ひつる およづれか 我が聞きつる たはことか 我が聞きつるも 天地に 悔しきことの 世間の..
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【4-419】岩戸破る手力もがも手弱き女にしあればすべの知らなく岩戸破る手力もがも手弱き女にしあればすべの知らなく ●岩戸をうちくだく力がこの手にあったらなあ。ああ、か弱い女の身であるので、どうしてよいかよいか手立てがわからない。 ●石戸破 手力毛欲得 手..
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【4-418】豊国の鏡の山の岩戸立て隠りにけらし待てど来まさず豊国の鏡の山の岩戸立て隠りにけらし待てど来まさず ●御心のかなうはずのない豊国の鏡の宮の常宮、その岩戸をぴたっと閉ざして籠ってしまわれたらしい。いくらお待ちになってもおいでになってはくださらない..
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【4-417】大君の和魂あへや豊国の鏡の山を宮と定むる●大君の和魂あへや豊国の鏡の山を宮と定むる ●わが君の御心にかなったということであろうか、そんなはずもないのに、わが君は都を離れた豊国の鏡の山なんぞを常宮とお定めになってしまった。 ●王之 親..