記事「俳句」 の 検索結果 30385 件
-
MOTでのユージーン・スタジオ「新しい海」展、新鮮な刺激がいっぱいでした+ミケル・バルセロ展にもぜひぜひ、3月25日までです。樋のなかに 雨の音して 梅三分 (安東 次男) 久々の安次(あんつぐ)さんです。「樋」は「ひ」ではなく「とい」と読みましょうか。初句字余りです。樋に降る雨もどことなく春めいてきたで..
-
2022年、明けましておめでとうございます。初茜してふるさとの やすけさよ (木下 夕爾) 元日の朝の茜空を「初茜」と言います。東京では今年もきれいな初茜の空だったでしょう。詩人で俳人の木下夕爾、出身は広島県の福山市、この「ふる..
-
門間攝子作品、リビングに飾りました+愛媛県は南予地方、宇和島の天赦園や松丸の芝不器男記念館を巡ってきました川蟹の 白きむくろや 秋磧(あきがわら) (芝 不器男) 不器男の故郷、南予の松丸(現在の松野町)は町の真ん中を広見川が流れています。季節はちょうど今頃です、川原を歩くと陽に晒さ..
-
ヨーゼフ・ボイスとパレルモの展覧会、埼玉近美で鑑賞しました。やはり、ボイス、気になります。月にほひたて とばかりの 夕立(ゆだち)かな (松本 邦吉) 詩人の松本邦吉さんは、俳句結社「古志」の同人で句作や俳諧研究にも大きな情熱をもって取り組んでいます。「古志」の九月号に..
-
神保町のギャラリー&Legionでは島田忠幸展、アルミ製の甲冑を着てのパフォーマンスもありました。潺潺(せんせん)と 冬泉(ふゆいずみ)あり 土葬村 (小澤 實) 「潺潺」とは「潺湲(せんかん)」と同じで「さらさらと水の流れるさま」を言います。しかしこの句のポイントは「土葬村」で..
-
カスヤの森現代美術館のヨーゼフ・ボイス生誕100年展、いいですよ。それに裏山の羅漢群像が面白い。死して名なき 人のみ住んで 梅の花 (夏目 漱石) 明治32年の初春、漱石先生は梅の句をズラリと41句!も連作していますが、そのなかの1句。庶民の住まいのそばに梅一輪、という風情..
-
現代美術の新しい才能を発見!KAATでの富安由真、「漂泊する幻影」展は大注目です。空の光りの 湯の面(も)にありぬ 二月風呂 (芝 不器男) 昭和5年2月に27歳の若さで亡くなった不器男ですが、生前に詠んだのは370句ほど。文芸評論家の山本健吉は、そのなかに駄句は..
-
2021年、明けましておめでとうございます我に許せ 元日なれば 朝寝坊 (夏目 漱石) ほとんど川柳のような漱石先生の一句から始めましょう(笑)。2021年、丑年の今年も「饒舌三昧」、どうぞご贔屓に。 元旦..
-
金沢21世紀美ではボレマンス・マンダ―ス展+瀧口修造と折口信夫の墓参+能登の七尾に新名所「山の寺瞑想の道」発見!冬の雷(らい) 身のぬくもりの 中に入る (飯田 龍太) 郷里の甲州山梨の四季折々の自然の景を巧みに詠んだ龍太に、こんな冬の句がありました。雷が「ぬくもりの中に入る」という表現は、明..
-
田中さとみ朗読会で旧「麒麟」同人三名が集合+烏山の寺町に江戸期の文人の墓巡りです床屋出て さてこれからの 師走かな (辻 征夫) 詩人の辻征夫さん、気の合った友人たちとの句会によく参加されたよし、俳号は「貨物船」とか。なんとなくわかる気がします。この句、何かと..
-
現代詩の高見順賞、50回で終了、お別れパーティーでした。寒星(かんぼし)や 神の算盤(そろばん) ただひそか (中村 草田男) 草田男の冬季の句、といえばこれ、でしょう。オリオン座はじめ冬の星座が凍り付きそうな夜空の大気のなかに輝きます..
-
「ご近所隠れ家探訪」、成城五丁目の猪股庭園を訪ねました+瀬尾育生さんの拙著『リリカル・クライ』の書評が「週刊読書人」に掲載、感謝です打ち砕く 石斧の夢や 秋を澄む (山中 智恵子) 歌人の山中智恵子さんに『玉すだれ』という句集があって、砂子屋書房から遺稿集として刊行されています。山中さんの短歌作品とはかなり趣..