記事「古代史」 の 検索結果 449 件
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石母田正『歴史と民族の発見』を読むー用をなさない「解説」-(3)(前項の続き) 『歴史と民族の発見』における石母田の危機意識が分からない、私の側の第二の理由は、「安保体制」の確立後に生まれ、育っているということである。 石母田にとって(イ)日米安全保障..
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石母田正『歴史と民族の発見』を読むー用をなさない「解説」-(2)(前項の続き)石母田正『歴史と民族の発見』を読めば、彼にこの書を書かせた契機が「講和問題」であることは明らかである。 何せ、冒頭に「本書は、昨年秋のサンフランシスコ会議前後のはげしい転換時代に..
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石母田正『歴史と民族の発見』を読むー用をなさない「解説」-(1)現在、必要あって石母田正の『歴史と民族の発見』を読んでいる。 石母田が52・53年に出した本で、正編と続編があり、現在は正編を読み終わり、続編にとりかかっているところである。 石母田..
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「古田支持者」と「ヘイトデモ活動家」ー魚住昭「苛立ちを絡め取る『クモの巣』」よりー(3)(前項の続き) 既述の「発見の感覚」の原因として、魚住はネットに大きく依存する「在特会」の活動において(A)動画による情報拡散(B)リンクの誘導機能が、ぞれぞれ強力であることを挙げている。 ..
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「古田支持者」と「ヘイトデモ活動家」ー魚住昭「苛立ちを絡め取る『クモの巣』」よりー(2)(前項の続き) 前項で示したように、魚住昭が樋口直人の分析に基づき、指摘した「ヘイトデモ活動家」の特徴は次の通りである。 (1)大半が大卒・正規雇用者(さらにその大半はホワイトカラー)である..
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「古田支持者」と「ヘイトデモ活動家」ー魚住昭「苛立ちを絡め取る『クモの巣』」よりー(1)上記のように「古田支持者」と「ヘイトデモ活動家」というタイトルを掲げたが、これは「古田史学支持者」が「ヘイトデモ」を行っているという意味ではない。 つまり、「古田支持者」と「ヘイトデモ活動家..
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4年目の「3.11」と歴史学界(5)-歴史家は誰に語りかけるべきか?ー(前項の続き) 本項の(3)で述べたように、磯前論文の結語は次のようになっている。 (カ)「戦後の思想空間は、敗北の苦渋を嘗めつくすところから思考されなければなるまい。」(62頁) (3)..
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4年目の「3.11」と歴史学界(4)-「客観性」の追求は無意味か?ー(前項の続き) 磯前は前項での石母田批判に絡め、歴史学界批判も展開している(石母田批判は前項で示したものに尽きるわけではないが、ここでは措く)。 要約すれば、次のようになる。(A)「客観..
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4年目の「3.11」と歴史学界(3)-「事実と理論の緊張関係」と「主観性」ー(前項の続き) とは言え、批判ばかりしているのも芸がない。 以下では『歴研』の「シリーズ 3.11からの歴史学(その5)」で何が提起されているのかを検討し、それについての私見との関わりを述..
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4年目の「3.11」と歴史学界(2)-『歴研』「シリーズ 3.11からの歴史学(その5)」ー(前項の続き) さて、では4年目に入っても大きな特集を組んでいる『歴史学研究』(『歴研』)の「シリーズ 3.11からの歴史学(その5)」はどのような内容であろうか? まずは概要を見てみよう。 ..
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4年目の「3.11」と歴史学界(1)-各誌の取り組みー「3.11」から4年目を迎えた。 被災された方、また未だにその苦しみの渦中にある方に、まずはお見舞い申し上げたい。 さて、歴史学の各学会の対応はどうなっているであろうか? 当然な..
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論文発表延期のお知らせーすみませんー昨年末の段階で「来年早々には仕上げてアップしたいと考えている。」(井内ー2014)と述べた新論文の件である。 すみません。 アップは延期することにしました。 先ず、現状を報告したい..