記事「古代史」 の 検索結果 449 件
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「狭い世界」の「良い仕事」-それは「生き残り」につながるか?-(2)(前項の続き) 私がすみだ郷土文化資料館の豊かな展示成果の活用を「歴史教育関係者全員とは言わないまでも、かなりの人に関わる問題」にせず、「個人的課題」に限定すべきと考える理由は、概ね次の2点である..
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「狭い世界」の「良い仕事」-それは「生き残り」につながるか?-(1)「やっぱり『神話』は嘘をつく」(井内ー2015)に続き、『日本歴史』ネタである(『日本歴史』801号、2015年)。 ただし、今回、取り上げるのは「はがき通信」の中の記事である。 ご..
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石母田正を読む「方法」ツイッターでは呟いたが(http://urx2.nu/h6Ig)、昨年後半に石母田正『中世的世界の形成』(石母田ー1988)を読んでいた。 必要があったのと、諸事多端でなかなか論文の方が進ま..
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やっぱり「神話」は嘘をつく(3)-『日本歴史』新年号・特集「歴史家とその時代」-(前項の続き) 3.やっぱり「神話」は嘘をつく 前項にも書いたが、このような「石母田神話」の流布は歴史学界では恒例である。 例えば、2011年には高橋昌明「石母田正の一九五〇年代」(..
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やっぱり「神話」は嘘をつく(2)ー『日本歴史』新年号・特集「歴史家とその時代」-(前項の続き) 2.吉村武彦による「石母田神話」 歴史学界ではもはや恒例となっているが、「特集」でも「石母田神話」が流布されている。 前項でも示した吉村武彦「石母田正さんの学問と魅力..
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やっぱり「神話」は嘘をつく(1)ー『日本歴史』新年号・特集「歴史家とその時代」-「古代の神話に嘘はない」というのが、『日本歴史』新年号(800号)所収の関和彦のエッセイのタイトルである。 「日本史の中の嘘」という特集の一編だが、詳しい内容は読んでいただきたい。 た..
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2014年を振り返るー論文を完成できなかった事情ー後2日で2014年も終わりである。 本年中の更新はこれで最後としたい。 今年も、途中、滞ることもあったものの何とか、週1ペースで更新を維持できた。 読んでいただいた方にお礼申..
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石母田正と「文革」-その高評価の背景ー(2)(前項の続き) 前項で述べたように、石母田は犬丸との「激論」において、「社会主義国の場合、大衆の中にいる共産党の組織の役割が重要なのだ」(「発言」)と述べたと言う。 前項で述べた資料的..
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石母田正と「文革」-その高評価の背景ー(1)石母田と文化大革命(以下、「文革」)との関係についてはこのブログでも時折、取り上げてきた(井内ー2013など)。 石母田最後の傑作『日本の古代国家』の現代的意義を考える上で、この問題は重要だ..
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石母田正の共産党「離党者」への対応ー永山正昭の場合ー(4)(前項の続き) 4.「発言」の背景 「石母田神話」において高いヒューマニティを称賛される石母田が、事実に反して永山との交流を否定する発言を行ったのはなぜであろうか? 主要な背景と..
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石母田正の共産党「離党者」への対応ー永山正昭の場合ー(3)(前項の続き) 3.「発言」の年代 「発言」が行われたのは80年代前半で、恐らく85年以前の、石母田の没年月である86年1月に近い時期と考えて良いであろう。 先ず、関連事項を時系列で..
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石母田正の共産党「離党者」への対応ー永山正昭の場合ー(2)(前項の続き) 2.エピソードの信憑性 以上のように、手記では石母田は「二高同窓の兄は別だが弟は知らぬ」(以下、「発言」)と、永山との交流自体を否定したとされている。 ここでは、..