記事「咲耶」 の 検索結果 194 件
-
咲耶・・・53「何とかならないのか!?」 バン! 陽が沈み始め、杉の里ではいつもと同じ夜がやってくる。里では集会として使われる大きな広間に十数人の里人が集まり鋼に対しての話し合いが行われていた 「無理だな。相手..
-
咲耶・・・52「俺はさ、旺珠どうこう消滅どうこう興味無くってね。しいて言えば 咲耶 欲しいのはお前だ」 両手を上へ向け肩まで持っていき、興味無さげな仕草をとる、鋼の要求に咲耶は一瞬固まったがすぐに立ち上がり向きを..
-
咲耶・・・51シュルッ! 木々の間から目に見えない速さの物体が咲耶達目がけて飛んできた。避けきれないと思ったレンは咲耶を守ろうと後ろから腕を伸ばし包み込む ガ ガ ガ ガ 「ぐあっ!」 物体はレンの..
-
咲耶・・・50数十分歩いた頃、若杉が均等に並ぶ林の中にちらほらと人影が見えてきた 「……」 咲耶は懐かしさで顔がほころんでいる、辺りを見回し若木の面倒を見ていた二人組に目が留まる 「レン!!」 地に片膝をつ..
-
咲耶・・・49恐怖で沙智は震えが止まらない。ある程度ザクザクして疲れた舞は呼吸を乱しながら考える 「……」 (まてよ これってチャンスかも) 何を思ったかニタと口端を上げ両手を丘に突っ込んだまま振り向いた ..
-
咲耶・・・48「ああ 氷雪には記憶が無い。いまだに思い出さない所を見ると、多分…記憶の部分に術か何かで鍵をされたんじゃないか? 推測だが」 舞に目を合わせない様そっぽを向きながらしれっと状況を説明。沙智は舞の暴走..
-
咲耶・・・47『何ぃ!?』と顔のパーツが崩れる程驚く舞は、恐ろしい形相に変わってしまう 「あの女ぁ~~~~~人の苦労をんだと思ってんだ!」 豹変した舞を青ざめて見てる沙智。舞はインコの様に ギャッ ギャッ とマ..
-
咲耶・・・46「咲耶は能力を使って移動してる訳じゃない」 「……なら 咲耶の行きそうな場所―――…」 二人は咲耶の行動先を考えているが中々思いつかない。数分後、燐火は腕を組み一つの可能性を言ってみる ..
-
咲耶・・・45《5話目》とある閑静な住宅街にあるシンプルなアパート。いつもの様に氷雪は学校へ向かうべく玄関のドアをガチャリと開けた ビクッ 目の前に大きな男が立っていたので反射的に体が強張ってしまう。よく見ると前髪は..
-
咲耶・・・44右頬が蒼く腫れ上がり、座り込んでいる榊。傍には息絶え絶えの異花が悶えている 「…なーんだ 思い出したんだ」 ニィ と薄く笑い立ち上がる 「他の奴らも気づく頃だし タイムリミットか」 服についた..
-
咲耶・・・43「だるくなった?」 「……」 根によって少しずつ体力を奪われていた氷雪は少し青ざめ呼吸が早くなっている 「ケラケラ 悪い悪いすぐ終わりにするっしょ」 にやけながら手を振りさよならの挨拶を交わす..
-
咲耶・・・42「~~なーにー この変な臭い……」 異質な臭いで目が覚めた咲耶は鼻の下に指を置き、迷惑そうにゆっくりと上体を起こした (あんな木あっけ?) 半目状態で目の前にあるでかい木をじーっと見ている。左側..