記事「咲耶」 の 検索結果 194 件
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咲耶・・・137『聞いてくれ』 氷雪の声で横になっていた沙智、鏡の前で一生懸命にブラッシングしていた舞(氷雪の声が聞こえテンションが変わる)、考え事をしながら瞑想していた燐火が驚き、声が発せられる雫へと集中した..
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咲耶・・・136《12話目》「え…今なんと……」 紫珠、晦冥のいる広間に鋼以外の四人が集合している。 先頭で敬意を表している灯は熱い眼差しで晦冥の背中を見つめていた 「阻害はしなくてよい。これから来る五人を迎え撃つ事に..
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咲耶・・・135沙智が里への分かれ道を歩いていると、丁度真ん中に背の高い男が立っていた 「燐火…」 「咲耶は?」 沙智に気付くと静かに振り向き咲耶の事を聞く 「…しばらくあの場所いるって……」 「……」 ..
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咲耶・・・134「―――…可能……ですか?」 『出来なくはありませんが…それをしたらあなたが…』 「構いません」 「あたしが油断したばかりに奉納が出来なくなった…」 (あたしのせいで大切な人を…消して..
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咲耶・・・133「……」 三人の後ろでずっと立っていた燐火は目を閉じ軽く息を吸う 「咲耶、次の指示を」 「燐…」 驚いて振り向く沙智 「奉納が出来なくなった今、いつまでもここにいたって仕方がないだろう」 ..
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咲耶・・・132咲耶の時が止まった 呼吸も瞬きも出来ない程一瞬の光景が咲耶の頭を白紙にする。 榊の繰り出す無数の礫。逃げる隙を与えられなかった氷雪は体中蜂の巣の様に礫が貫通し、致命的な傷を負ってしまう ..
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咲耶・・・131沙「………やっと半分来たね…」 集落を出発後、歩いたり走ったりの旅がしばらく続いた。周囲は平原や剥き出しの岩がゴロゴロし、休める里も無い。 数日寝ずの歩きであった為、五人は疲れが最高潮に達して..
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咲耶・・・130笙粋がいる塔に近づくにつれ、妨害は勢いを増していく。 しかし五人は相手の弱点を突きながらの対策で少しずつではあったが、一歩一歩先へと進んでいった 「―――っくそ! あそこまで五人が纏まって..
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咲耶・・・129「……あれ?」 二人は? 「追われて逃げて行ったよ……」 軽快な足取りで皆の所に戻って来るも氷雪と舞が見当たらない。ちょっと考えたが後で言えば良いかと先に二人に説明を始める 「……ま…いいか。笙..
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咲耶・・・128バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ 超高速回転する物体から幾千もの小さなつぶてが撒き散らかされている。後を追う形でこれまた高速で移動する火矢が数回連射されていた。 しかし燐火、舞、氷雪が放..
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咲耶・・・127戻ってくると、家屋に入ろうとする燐火に出くわした 「燐火!!」 パタパタと近寄ってくる咲耶に驚き立ち止まる 「いなくなったって聞いて…今までどこに…」 「……」 燐火は咲耶の隣にいる氷雪に目..
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咲耶・・・126意識が戻り大きく目を開く。上半身だけ起き上がると、隣には歩き疲れてぐっすり眠りこけている沙智と舞の姿があった 「………」 人気の無い空家の外をフラリと歩き回る。 半分に欠けた月が、咲耶を弱々しく..