記事「咲耶」 の 検索結果 194 件
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咲耶・・・125陽が傾いた頃、咲耶は再度笙粋に連絡を取ろうとしたが一向に反応は無かった為、ひとまず近くにあった空き寺で各々休む事になった 『……くや』 『…さくや』 「笙粋様―――!?」..
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咲耶・・・124「まだ外部に発する能力が残ってたなんて、さすが笙粋と言えるな」 「ま、続きは俺達がしてやるさ。なあ?」 後方から低めの女の声と男の声がし、ハッとする。振り向くと男女それぞれ二人が各々のいでたちで出..
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咲耶・・・123晴天の空の下、五人は木の花の里人に見送られ、笙粋のいる塔へ向け旅立つ事となる。 一里進んだ頃、広々とした野原で休息を取りながら咲耶は皆に笙粋と対面するべく立ち上がり少し盛り上がった丘の横で、自身の体..
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咲耶・・・122太陽が西に傾き、木の花の里は燃える様に朱く染まった木々が照らし出されている 「氷雪ー?」 氷雪が寝泊りしている樹木をノックする咲耶だが、反応がない 「…まだ逃げてんのかな」 いない… ..
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咲耶・・・121舞(これってもしや…) じっくりと氷雪のいでたちを見る。全部が全部超が付くくらいド好みだったらしく、顔を真っ赤にしながら両手を頬にあて口をパクパクさせていた (運命の出逢い――――!) ..
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咲耶・・・120「来た! 沙智っ、燐火!」 氷雪が木の花の里へ来てから十日が経ち太陽が空高く昇る頃、集合場所に沙智と燐火がやって来た。 座っていた二人だったが咲耶は立ち上がり、沙智の所へ軽い足取りで駆け寄っていく..
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咲耶・・・119「木の花の里の方がよほど良いと思うが…」 「ぷ」 「そんなにこの村気に入ったのならいっその事住んじゃう?」 笑顔が止まらない咲耶は気持ち半分の感覚で氷雪に聞いてみる。が、氷雪は半ば真面目な顔..
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咲耶・・・118数日間、他の使いが来るまで何もする事がない氷雪は、里を歩き回り自分の気に入った場所を探す様になる。 度々里人と楽しそうにしている咲耶を見かけるが声をかける事はせずその場を後にしていた。 そんな具合..
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咲耶・・・117ぼんやりと霞が掛かり淡い桃色で埋め尽くされた木々の中、一人の使いがこの地に足を踏み入れる。 初めて見る美しい景色に圧倒され、一歩も動けなくなったその使いの者は、時折吹く風に乗って香る甘い匂いにどこか..
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咲耶・・・116『フィブズ』と大きく掲げられた看板の宿の中では、里の服に着替えた沙智と衣装替えをしていない舞とがロビーで語り合っている 「…舞は着替えないの?」 「村のだっさい服なんか着てられないっての! 私は人..
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咲耶・・・115《11話目》《朔まで後十一日》 染中央―――― 五属が集まる多種的な街。店も個性的で各地域の衣装・特産品等が豊富に揃っている 「…こんなもんか」 キュ 数多く並ぶ店の一角で、咲耶は自分の..
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咲耶・・・114―――騒動後の夜、咲耶のいる樹木の前に戸惑いながら沙智が立っている 「咲耶」 小さな声が部屋に響き、咲耶は沙智を中に招き入れた。 沙智は沈んだ表情を咲耶に向け、意を決し咲耶に問いただす ..