記事「大伴家持」 の 検索結果 526 件
-
19-4178我れのみし 聞けば寂しも 霍公鳥 丹生(にふ)の山辺に い行き鳴かにも我れのみし 聞けば寂しも 霍公鳥 丹生(にふ)の山辺に い行き鳴かにも 吾耳 聞婆不怜毛 霍公鳥 丹生之山邊尓 伊去鳴尓毛
-
19-4177我が背子と 手携(てたづさ)はりて我が背子と 手携(てたづさ)はりて 明けくれば 出で立ち向ひ 夕されば 振り放(さ)け見つつ 思ひ延べ 見なぎし山に 八つ峰(を)には 霞たなびき 谷辺(たにへ)には 椿花咲(つばきはなさ)き うら悲..
-
19-4176我が門(かど)ゆ 鳴き過ぎ渡る 霍公鳥 いやなつかしく 聞けど飽き足らず我が門(かど)ゆ 鳴き過ぎ渡る 霍公鳥 いやなつかしく 聞けど飽き足らず 我門従 喧過度 霍公鳥 伊夜奈都可之久 雖聞飽不足
-
19-4175霍公鳥 今来鳴きそむ あやめぐさ かづらくまでに 離(か)るる日あらめや霍公鳥 今来鳴きそむ あやめぐさ かづらくまでに 離(か)るる日あらめや 霍公鳥 今来喧曽无 菖蒲 可都良久麻泥尓 加流々日安良米也
-
19-4174春のうちの 楽しき終(をへ)は 梅の花 手折り招(を)きつつ 遊ぶにあるべし春のうちの 楽しき終(をへ)は 梅の花 手折り招(を)きつつ 遊ぶにあるべし 春裏之 樂終者 梅花 手折乎伎都追 遊尓可有
-
19-4173妹を見ず 越の国辺(くにへ)に 年経(としふ)れば 我(あ)が心どの なぐる日もなし妹を見ず 越の国辺(くにへ)に 年経(としふ)れば 我(あ)が心どの なぐる日もなし 妹乎不見 越國敝尓 經年婆 吾情度乃 奈具流日毛無
-
19-4172霍公鳥 来鳴き響めば 草取らむ 花橘を 宿には植ゑずて霍公鳥 来鳴き響めば 草取らむ 花橘を 宿には植ゑずて 公鳥 来喧響者 草等良牟 花橘乎 屋戸尓波不殖而
-
19-4171常人(つねひと)も 起きつつ聞くぞ 霍公鳥 この暁(あかとき)に 来鳴く初声(はつこゑ)常人(つねひと)も 起きつつ聞くぞ 霍公鳥 この暁(あかとき)に 来鳴く初声(はつこゑ) 常人毛 起都追聞曽 霍公鳥 此暁尓 来喧始音
-
19-4170白玉の 見が欲し君を 見ず久に 鄙にし居れば 生けるともなし白玉の 見が欲し君を 見ず久に 鄙にし居れば 生けるともなし 白玉之 見我保之君乎 不見久尓 夷尓之乎礼婆 伊家流等毛奈之
-
19-4169松柏(まつかへ)の 栄えいまさね霍公鳥 来鳴く五月(さつき)に 咲きにほふ 花橘の かぐはしき 親の御言(みこと) 朝夕(あさよひ)に 聞かぬ日まねく 天離る 鄙(ひな)にし居(を)れば あしひきの 山のたをりに 立つ雲を よそのみ..
-
19-4168毎年(としのは)に 来鳴くものゆゑ 霍公鳥 聞けば偲はく 逢はぬ日を多み毎年(としのは)に 来鳴くものゆゑ 霍公鳥 聞けば偲はく 逢はぬ日を多み 毎年尓 来喧毛能由恵 霍公鳥 聞婆之努波久 不相日乎於保美
-
19-4167時ごとに いやめづらしく 咲く花を 折りも折らずも 見らくしよしも時ごとに いやめづらしく 咲く花を 折りも折らずも 見らくしよしも 毎時 弥米頭良之久 咲花乎 折毛不折毛 見良久之余志母