記事「大伴家持」 の 検索結果 526 件
-
19-4166時ごとに いやめづらしく 八千種(やちくさ)に時ごとに いやめづらしく 八千種(やちくさ)に 草木花咲き 鳴く鳥の 声も変らふ 耳に聞き 目に見るごとに うち嘆き 萎(しな)えうらぶれ 偲(しの)ひつつ 争ふはしに 木の暗(くれ)の 四月(うづき..
-
19-4165大夫は 名をし立つべし 後(のち)の世に 聞き継ぐ人も 語り継ぐがね大夫は 名をし立つべし 後(のち)の世に 聞き継ぐ人も 語り継ぐがね 大夫者 名乎之立倍之 後代尓 聞継人毛 可多里都具我祢
-
19-4164ちちの実の 父の命(みこと) ははそ葉(ば)の 母の命 おほろかに 心尽して 思ふらむ その子なれやも 大夫(ちちの実の 父の命(みこと) ははそ葉(ば)の 母の命 おほろかに 心尽して 思ふらむ その子なれやも 大夫(ますらを)や 空しくあるべき 梓弓 末振り起し 投矢持(なげやも)ち 千尋射(ちひろい)わ..
-
19-4163妹が袖 我れ枕かむ 川の瀬に 霧立ちわたれ さ夜更けぬとに妹が袖 我れ枕かむ 川の瀬に 霧立ちわたれ さ夜更けぬとに 妹之袖 我礼枕可牟 河湍尓 霧多知和多礼 左欲布氣奴刀尓
-
19-4162うつせみの 常なき見れば 世の中に 心つけずて 思ふ日ぞ多きうつせみの 常なき見れば 世の中に 心つけずて 思ふ日ぞ多き 宇都世美能 常无見者 世間尓 情都氣受弖 念日曽於保伎
-
19-4161言(こと)とはぬ 木すら春咲き 秋づけば もみち散らくは 常をなみこそ言(こと)とはぬ 木すら春咲き 秋づけば もみち散らくは 常をなみこそ 言等波奴 木尚春開 秋都氣婆 毛美知遅良久波 常乎奈美許曽
-
11-4160天地の 遠き初めよ天地の 遠き初めよ 世間(よのなか)は 常なきものと 語り継ぎ 流らへ来たれ 天の原 振り放(さ)け見れば 照る月も 満ち欠けしけり あしひきの 山の木末(こぬれ)も 春されば 花咲きにほひ 秋づけば..
-
11-4159礒の上の つままを見れば 根を延(は)へて 年深からし 神さびにけり礒の上の つままを見れば 根を延(は)へて 年深からし 神さびにけり 礒上之 都萬麻乎見者 根乎延而 年深有之 神左備尓家里
-
11-4158年のはに 鮎し走らば 辟田川 鵜八(うや)つ潜(かづ)けて 川瀬尋ねむ年のはに 鮎し走らば 辟田川 鵜八(うや)つ潜(かづ)けて 川瀬尋ねむ 毎年尓 鮎之走婆 左伎多河 鵜八頭可頭氣□ 河瀬多頭祢牟
-
19-4157年のはに 鮎し走らば 辟田川 鵜八(うや)つ潜(かづ)けて 川瀬尋ねむ年のはに 鮎し走らば 辟田川 鵜八(うや)つ潜(かづ)けて 川瀬尋ねむ 毎年尓 鮎之走婆 左伎多河 鵜八頭可頭氣□ 河瀬多頭祢牟
-
19-4156あらたまの 年行きかはり 春さればあらたまの 年行きかはり 春されば 花のみにほふ あしひきの 山下響(やましたとよ)み 落ち激(たぎ)ち 流る辟田(さきた)の 川の瀬に 鮎子さ走る 島つ鳥 鵜養伴(うかひとも)なへ 篝(かがり)さし..
-
19-4155矢形尾(やかたを)の 真白の鷹を 宿に据(す)ゑ 掻き撫で見つつ 飼(か)はくしよしも矢形尾(やかたを)の 真白の鷹を 宿に据(す)ゑ 掻き撫で見つつ 飼(か)はくしよしも 矢形尾乃 麻之路能鷹乎 屋戸尓須恵 可伎奈泥見都追 飼久之余志毛