記事「大伴家持」 の 検索結果 526 件
-
4-786春の雨は いやしき降るに 梅の花 いまだ咲かなく いと若みかも春の雨は いやしき降るに 梅の花 いまだ咲かなく いと若みかも 春之雨者 弥布落尓 梅花 未咲久 伊等若美可聞
-
4-785我がやどの 草の上白く 置く露の 身も惜しからず 妹に逢はずあれば我がやどの 草の上白く 置く露の 身も惜しからず 妹に逢はずあれば 吾屋戸之 草上白久 置露乃 壽母不有惜 妹尓不相有者
-
4-784うつつには さらにもえ言はず 夢(いめ)にだに 妹が手本(たもと)を 卷き寝とし見ばうつつには さらにもえ言はず 夢(いめ)にだに 妹が手本(たもと)を 卷き寝とし見ば 打乍二波 更毛不得言 夢谷 妹之手本乎 纒宿常思見者
-
4-783をととしの 先つ年より 今年まで 恋ふれどなぞも 妹に逢ひかたきをととしの 先つ年より 今年まで 恋ふれどなぞも 妹に逢ひかたき 前年之 先年従 至今年 戀跡奈何毛 妹尓相難
-
4-782風高く 辺(へ)には吹けども 妹がため 袖さへ濡れて 刈れる玉藻ぞ風高く 辺(へ)には吹けども 妹がため 袖さへ濡れて 刈れる玉藻ぞ 風高 邊者雖吹 為妹 袖左倍所沾而 苅流玉藻焉
-
4-781ぬばたまの 昨夜(きぞ)は帰しつ 今夜(こよひ)さへ 我れを帰すな 道の長手をぬばたまの 昨夜(きぞ)は帰しつ 今夜(こよひ)さへ 我れを帰すな 道の長手を 野干玉能 昨夜者令還 今夜左倍 吾乎還莫 路之長手呼
-
4-780黒木取り 草も刈りつつ 仕(つか)へめど いそしきわけと ほめむともあらず黒木取り 草も刈りつつ 仕(つか)へめど いそしきわけと ほめむともあらず 黒樹取 草毛苅乍 仕目利 勤和氣登 将譽十方不有
-
4-778うつたへに 籬(かき)の姿 見まく欲り 行かむと言へや 君を見にこそうつたへに 籬(かき)の姿 見まく欲り 行かむと言へや 君を見にこそ 打妙尓 前垣乃酢堅 欲見 将行常云哉 君乎見尓許曽
-
4-777我妹子が やどの籬(まがき)を 見に行かば けだし門(かど)より 帰してむかも我妹子が やどの籬(まがき)を 見に行かば けだし門(かど)より 帰してむかも 吾妹子之 屋戸乃籬乎 見尓徃者 盖従門 将返却可聞
-
言出(ことで)しは 誰(た)が言にあるか 小山田(をやまだ)の 苗代水(なはしろみづ)の 中淀にして言出(ことで)しは 誰(た)が言にあるか 小山田(をやまだ)の 苗代水(なはしろみづ)の 中淀にして 事出之者 誰言尓有鹿 小山田之 苗代水乃 中与杼尓四手
-
鶉(うづら)鳴く 古りにし里ゆ 思へども 何ぞも妹に 逢ふよしもなき鶉(うづら)鳴く 古りにし里ゆ 思へども 何ぞも妹に 逢ふよしもなき 鶉鳴 故郷従 念友 何如裳妹尓 相縁毛無寸
-
4-774百千(ももち)たび 恋ふと言ふとも 諸弟らが 練りのことばは 我れは頼まじ百千(ももち)たび 恋ふと言ふとも 諸弟らが 練りのことばは 我れは頼まじ 百千遍 戀跡云友 諸弟等之 練乃言羽者 吾波不信