記事「大伴家持」 の 検索結果 526 件
-
4-741夢(いめ)の逢ひは 苦しかりけり おどろきて 掻き探れども 手にも触れねば夢(いめ)の逢ひは 苦しかりけり おどろきて 掻き探れども 手にも触れねば 夢之相者 苦有家里 覺而 掻探友 手二毛不所觸者
-
4-740言のみを 後も逢はむと ねもころに 我れを頼めて 逢はざらむかも言のみを 後も逢はむと ねもころに 我れを頼めて 逢はざらむかも 事耳乎 後毛相跡 懃 吾乎令憑而 不相可聞
-
4-739後瀬山(のちせやま) 後も逢はむと 思へこそ 死ぬべきものを 今日までも生けれ後瀬山(のちせやま) 後も逢はむと 思へこそ 死ぬべきものを 今日までも生けれ 後湍山 後毛将相常 念社 可死物乎 至今日毛生有
-
4-744夕さらば 屋戸開(やとあ)け設(ま)けて 我れ待たむ 夢に相見(あひみ)に 来むといふ人を夕さらば 屋戸開(やとあ)け設(ま)けて 我れ待たむ 夢に相見(あひみ)に 来むといふ人を 暮去者 屋戸開設而 吾将待 夢尓相見二 将来云比登乎
-
4-743我が恋は 千引(ちびき)の石(いは)を 七ばかり 首に懸けむも 神のまにまに我が恋は 千引(ちびき)の石(いは)を 七ばかり 首に懸けむも 神のまにまに 吾戀者 千引乃石乎 七許 頚二将繋母 神之諸伏
-
4-736月夜(つくよ)には 門(かど)に出で立ち 夕占(ゆふけ)問ひ 足占(あしうら)をぞせし 行月夜(つくよ)には 門(かど)に出で立ち 夕占(ゆふけ)問ひ 足占(あしうら)をぞせし 行かまくを欲り 月夜尓波 門尓出立 夕占問 足卜乎曽為之 行乎欲焉
-
4-734我が思ひ かくてあらずは 玉にもが まことも妹が 手に巻かれなむ我が思ひ かくてあらずは 玉にもが まことも妹が 手に巻かれなむ 吾念 如此而不有者 玉二毛我 真毛妹之 手二所纒乎
-
4-733うつせみの 世やも二行(ふたゆ)く 何すとか 妹に逢はずて 我がひとり寝むうつせみの 世やも二行(ふたゆ)く 何すとか 妹に逢はずて 我がひとり寝む 空蝉乃 代也毛二行 何為跡鹿 妹尓不相而 吾獨将宿
-
4-732今しはし 名の惜しけくも 我れはなし 妹によりては 千たび立つとも今しはし 名の惜しけくも 我れはなし 妹によりては 千たび立つとも 今時者四 名之惜雲 吾者無 妹丹因者 千遍立十方
-
【4-728】人もなき 国もあらぬか 我妹子と たづさはり行きて 副(たぐ)ひて居(を)らむ人もなき 国もあらぬか 我妹子と たづさはり行きて 副(たぐ)ひて居(を)らむ 人毛無 國母有粳 吾妹子与 携行而 副而将座
-
【4-727【忘れ草 我が下紐に 付けたれど 醜(しこ)の醜草(しこくさ) 言(こと)にしありけり忘れ草 我が下紐に 付けたれど 醜(しこ)の醜草(しこくさ) 言(こと)にしありけり 萱草 吾下紐尓 著有跡 鬼乃志許草 事二思安利家理
-
4-720むらきもの 心砕けて かくばかり 我(あ)が恋ふらくを 知らずかあるらむむらきもの 心砕けて かくばかり 我(あ)が恋ふらくを 知らずかあるらむ 村肝之 情揣而 如此許 余戀良苦乎 不知香安類良武