記事「大伴家持」 の 検索結果 526 件
-
20-4398大君の 命畏(みことかしこ)み 妻別れ大君の 命畏(みことかしこ)み 妻別れ 悲しくはあれど 大夫(ますらを)の 心振り起し 取り装ひ 門出をすれば たらちねの 母掻き撫で 若草の 妻は取り付き 平らけく 我れは斎(いは)はむ ま幸(さき..
-
20-4336防人の 堀江漕ぎ出(づ)る 伊豆手船(いづてぶね) 楫取る間なく 恋は繁けむ防人の 堀江漕ぎ出(づ)る 伊豆手船(いづてぶね) 楫取る間なく 恋は繁けむ 佐吉母利能 保理江己藝豆流 伊豆手夫祢 可治登流間奈久 戀波思氣家牟
-
20-4335今替(いまかは)る 新防人(にひさきもり)が 船出する 海原の上に 波なさきそね今替(いまかは)る 新防人(にひさきもり)が 船出する 海原の上に 波なさきそね 今替 尓比佐伎母利我 布奈弖須流 宇奈波良乃宇倍尓 奈美那佐伎曽祢
-
20-4334海原を 遠く渡りて 年経(としふ)とも 子らが結べる 紐解くなゆめ海原を 遠く渡りて 年経(としふ)とも 子らが結べる 紐解くなゆめ 海原乎 等保久和多里弖 等之布等母 兒良我牟須敝流 比毛等久奈由米
-
20-4333鶏が鳴く 東壮士(あづまをとこ)の 妻別れ 悲しくありけむ 年の緒長み鶏が鳴く 東壮士(あづまをとこ)の 妻別れ 悲しくありけむ 年の緒長み 等里我奈久 安豆麻乎等故能 都麻和可礼 可奈之久安里家牟 等之能乎奈我美
-
20-4332大夫(ますらを)の 靫取(ゆきと)り負ひて 出でて行けば 別れを惜しみ 嘆きけむ妻大夫(ますらを)の 靫取(ゆきと)り負ひて 出でて行けば 別れを惜しみ 嘆きけむ妻 麻須良男能 由伎等里於比弖 伊田弖伊氣婆 和可礼乎乎之美 奈氣伎家牟都麻
-
20-4331大君の 遠(とほ)の朝廷(みかど)と大君の 遠(とほ)の朝廷(みかど)と しらぬひ 筑紫(つくし)の国は 敵守(あたまも)る おさへの城(き)ぞと 聞こし食(を)す 四方(よも)の国には 人さはに 満ちてはあれど 鶏(とり)が鳴く 東男..
-
20-4321皇祖(すめろき)の 遠き御代(みよ)にも皇祖(すめろき)の 遠き御代(みよ)にも 押し照る 難波(なには)の国に 天(あめ)の下 知らしめしきと 今の緒に 絶えず言ひつつ かけまくも あやに畏(かしこ)し 神(かむ)ながら 我(わ)ご大君の..
-
20-4320大夫(ますらを)の 呼び立てしかば さを鹿の 胸別(むなわ)け行かむ 秋野萩原(あきのはぎはら大夫(ますらを)の 呼び立てしかば さを鹿の 胸別(むなわ)け行かむ 秋野萩原(あきのはぎはら 麻須良男乃 欲妣多天思加婆 左乎之加能 牟奈和氣由加牟 安伎野波疑波良
-
20-4319高圓の 秋野の上の 朝霧に 妻呼ぶ壮鹿 出で立つらむか高圓の 秋野の上の 朝霧に 妻呼ぶ壮鹿 出で立つらむか 多可麻刀能 秋野乃宇倍能 安佐疑里尓 都麻欲夫乎之可 伊泥多都良牟可
-
20-4318秋の野に 露負へる萩を 手折らずて あたら盛りを 過(す)ぐしてむとか秋の野に 露負へる萩を 手折らずて あたら盛りを 過(す)ぐしてむとか 安伎能野尓 都由於弊流波疑乎 多乎良受弖 安多良佐可里乎 須具之弖牟登香
-
20-4317秋野には 今こそ行(ゆ)かめ もののふの 男女(をとこをみな)の 花にほひ見に秋野には 今こそ行(ゆ)かめ もののふの 男女(をとこをみな)の 花にほひ見に 秋野尓波 伊麻己曽由可米 母能乃布能 乎等古乎美奈能 波奈尓保比見尓