記事「poem」 の 検索結果 514 件
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あたりまえの神様遠くからの汽笛に振り返れば 夕暮れの中の線路と その上を走るまっすぐな電線 かろうじて電線にひっかかって 止まっているかのように映る おちゃめな今日の夕日..
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春の宅配便トラックいっぱいの春がくる トラックいっぱいの春がくる 生まれて間もない鳥の声 小川を流れる水の音 はじけそうな蕾の色どり 積みきれないほど つぶらな始まり ましろな荷台に光って..
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笑え笑え山笑え春 にらめっこ 君がはやく笑ってほしい 笑え笑え山笑え ずっと待ちわびている 今はまだ長い夢を見ている君よ しんと静まり返った山々 朝一番の冷え込み 凍える風に擦れながら ..
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詩誌のおしらせ 詩誌『回生』詩人、中村正秋氏と小熊昭広氏の二人詩誌、詩誌『回生』第こ号(通巻第34号)が発行されました 2014年3月16日、詩誌『回生』第こ号(通巻34号)が発行されました。仙台..
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いのちのソリチュードしあわせのありかは 誰にもわからない 気づいた時 初めてそこにあるから 今すぐ巡り会えないけれど いつか巡り会いたいと思う あなたのそのまなざしは やがて晴れた空に届く 動かな..
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励ましうつむく心に向かい合って 肩を組んでくれた人がいた うつむく心に向かい合って 一緒に泣いてくれる人がいた 生きていくって色々あるね やり切れない思いを 温かい心で包んでくれた人たち..
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バウムクーヘンたとえ 僕がが立ち止まっても この町は何も変わらないだろう たとえ 僕がここにいなくても この街は何も変わらないだろう なのに こんなに苦しい時も どうして僕は街を生きているの..
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涙のエンブレム何もかも失くしてしまうのかと 真昼の断片に立ち尽くした 半信半疑の白夜のようなあの日 目の前にそびえ立つ 鉄塔の影さえ 夜の日時計のように時を拒んだ もうこれ以上 どこを探しても..
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遠くへ道なき道のこの先に はかり知れない遠くがある どんなに迷い道しても どんなに遠回りしても 辿りつきたい遠くがある ただ想い続ける それだけで 広がりだす遠くがある 夢を知っ..
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ありがとうを おしみなく あなたにあしたへのそらがひかる りんごのほっぺのように がんばったあとの とおくのそらは どこまでも うつくしい うつくしい ありきたりの まいにちを りんりんと ..
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春オタク真冬の頃が 去年より長くなる分だけ 部屋の中には 春色の小物が増えるみたい 昨日出かけた 駅前の百均のストアーで 花びら色のマグを見つけた 寒さが厳しい町の中に 出かけるたびに..
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おふとんの夜夜はいつも無口だけど いつでも誰かのそばにいる 見えない闇ではなくて さぐりきれない闇じゃなくて そこにあったのは つつんでくれる静かな夜 あなたはおふとんの中で 泣いたこと..