記事「poem」 の 検索結果 515 件
-
だれかの春になってあなたしか 見えないものがあったのですね あなたしか 触れられないものがあったのですね こころのなかに隠し続けた かなしみとさびしさ あなたのひとつとして 初めてゆるした時 ..
-
ビオラ冬の間もずっと真顔を見せた 雪が降ってもあきらめなかった 君のぬくもりがふくらんできた 今かかえきれない 予感であふれそうになる 春をつれてきたのは空ですか 君ですか 咲きは..
-
一生懸命の命の詩そうさ僕らは振り返る暇もなく 今日を明日に変えることだけを それだけを胸に生きてきたんだ 一生懸命生きている 君が好き 一生懸命泣いている時も 君が大好きだよ 一生懸命 ..
-
きっともうすぐ何度も何度も 春はもうすぐだと 四角い部屋のなかで 僕たちは待ちわびていた 寒くて眠れない夜は 南の国の話をして まぶたを閉じた そして夢を見た 正夢になるのはいつだろう 君..
-
ほほえみたいよう何にもない冬の木立 それは奪われたわけではなく 再び春になるための 太陽とかわした約束 それはどこか君と似ている 何度くちびるを かんでもかんでも あふれくる大粒の涙 ..
-
春という希望をあたためられた部屋の中で 窓ガラスが曇っている ゆびのさきで拭ったら 厚い雲の真下 寒さに震えるように光る 真冬の町あかりが見えた 風の日も 雨の日も 雪の日も僕たちは ..
-
ぬくもり電線が泣いている 木枯らしの日 その涙を 拭いてあげたくても 背が高すぎて 僕らには届かないよ 寒すぎて何だか 泣きたくなってしまうのは 電線だけじゃないかもしれない そ..
-
しずかな夜にしずかな夜でした しずかな冬でした 月と星は凍ることなく 今日も動き続けています 天と地の間の中で 今日も光り続けています 僕と君の毎日も そうだといいね どんなに風の..
-
ストーブただそこにいるだけで あたたかいのです 耳を澄ませば煌煌と 静かな音をたてています 今年も長い冬が 今にも凍りつきそうな 窓ガラスを叩いています 冬はどんな冷たさよりも 誰..
-
恩この世には かぞえきれない 漢字があるけれど ずっと忘れないで なぞり続けたいと思う あなたがそっと さしだしてくれた「心」が 姿を変えて 僕の中にとどまっている 今まで..
-
椅子に光があたっている硝子越し 椅子に光があたっている 隅に置かれた古い椅子に そこには誰も まだ誰もいないけれど 一番乗り 今朝一番の光が 物腰やわらかに座っていた ああ今年も 新しい日々が..
-
もう あしたに なろうとしているいちねんのおわりは らいねんのはじまり きみとのおもいでが もうすぐ かねのおとになって それぞれのよるにおりてくる ながいながいあいだ いちねんは なんどもなんども めのま..