記事「poem」 の 検索結果 515 件
-
生きている昨日を 抱きしめ続けていることが 思い出というのなら 明日を 抱きしめ続けていることは 希望になるのでしょうか 僕の両手は 何を抱きしめていいのかも わからないまま 目の..
-
やさしさがめばえたらちいさな君の手のひらが おおきな私の手のひらをつつんだ つつむって つつむって おおきな手だけじゃないんだね つつむって つつむって 小さな手にもできるんだね こころのおく..
-
暗譜あなたの一番大切な音を ずっとあなたは 覚えています それは 絶え間ない音です そして かけがえのない音です 目覚めても 眠っている時も あなたは覚えています それは ..
-
考えることそれはこのいのちが 続く限り終わらないでしょう それは人に与えられた 特別な時間なのでした 君の心がどこにあるのか よくわからない時 偶然そばに僕がいましたね 二人して 明..
-
予習もしも生まれる前に 人の生き方に 予習ができたなら 僕のカッコ悪い生き方も もう少しだけ ましだったかもしれない 日陰のきれいな書店で 並ぶ参考書の列 手にしたら明日が変わ..
-
消しゴムの時間消しゴムで夕やけを 消そうとした君は 画用紙を削るようにこすった 中途半端な夕やけは 一度だけこぼれて 涙の空になった だけどすぐに晴れてくる 見たことのない 画用紙だけの..
-
ちがうもしもあなたが みんなとちがうことで 悩んでいたのなら 今しばらくは そのことに目をふせて もっとちがうことを考えてみて 一日の空は狭いけれど 本当の空は ちがう空とつながりな..
-
あしたの時間に夕日の影が どこまでもついてくる 静かな川のそばで とんがった僕たちは 追い越されたり 追い越したりしながら 無鉄砲に自転車を漕いでいた 何か言いたくても 言えないことが 僕..
-
傾斜光が降りてくるから 思わず手を差し出した窓辺 斜めに首をかしげる癖が 消えそうで消えない 片隅の空を呼んでいました かしげた首をあげれば 窓の外に何軒も広がる 古びた民家のオレン..
-
備品デスクでは センターが定位置の 事務所のパソコンの傍らで ペン立ての鉛筆が 静かに天井を見上げている 三色のボールペンも 擦れたものさしも みんな同じ時間の中 また一日が始..
-
朝の国から耳を澄まさなければ 聞こえない 夜明けの風があります それはきっと 朝の国からの手紙です 孤独とは違う たった一人っきりの影 遠方からの朝の静けさ 淡い淡い光の空 重..
-
君に巡り会えたわけを今日の次は明日 そう感じられること 明日の次も明日 そう途切れないように 空の果てにも 空があるように 僕らの果ても 遠い日も変わらない お互いを感じ合いたい 君に巡..