記事「poem」 の 検索結果 515 件
-
曲がり角曲がりたい曲がり角を 曲がれない思いが 僕の胸を曲がってくる あの時は車に乗っていたから あの時は自転車に乗っていたから いつもどおりいつもの時間 いつもの休日に いそぐ理由は何..
-
ほまれひとは みんな ほめられることが だいすき てれて おこってしまう ひとも いるけれど それも うれしさの うらがえし くらしている じかんの なかで いちばん うれしい ほめられ..
-
追憶確かにどこかで見た空の色彩 思い出したくても すぐに思い出せなかったのは何故 それはいつか見た空の色ではなくて いつか見た大地の色だったから あの頃 上りつめた道の一面に 初夏に..
-
1から10までの朝を朝一番のトーストを ジャムするのか バターにするのかなんて それはその日の気分しだい 君のお気に入りのマグに 白々と立っている湯気が 珈琲であるか ミルクであるかなんて それも君の..
-
春の朗読長いようで短かったね そう思えるように 幾日も幾月もレッスンしてきた 気が付けば 冬は通り過ぎていた そこにはもう 思いっきり臆病な君はいなかった 声が咲いている 読みたかった..
-
遠い隙間葉緑だけが青い光を放つ 曇り空映る隙間に 静かな風だけが通り過ぎる 光のない隙間に 何か色をさしてあげようとして 曇り空の日 途方に暮れる君が心ごと 緑の隙間に堕ちて行ったら ..
-
太陽のエール明日 晴れでも雨でも ここにいる 僕たちの夢は変わらない にわか雨に濡れた 踏みしめる土の上にも やがて訪れる初夏の香り 風の始まりと終わりは いつだって 明日に続いてゆく ..
-
名前を呼んで名前のない朝に僕は おはようっていう 小さな名前をつけてみた 町におひさまがやってきた 窓から見える 景色のひとつひとつに 今日という名前が与えられた どんな屋根の色にも 風に..
-
季節の風目の前を青い自転車が 通り過ぎてゆく ただっ広い草むらに 囲まれた真昼の交差点で 立ち止まっているだけでも 何かに出会っていることに 気づいた今日 あの青い自転車が 通り過ぎた..
-
その道の果てにこんなところに 花屋があるはずもないのに 町外れの丘の上で 高らかに花売りの声がします まだ若い母らしき人の声です 睦まじく ただ睦まじく 町の子供たちと共に 両手に花を摘んでいま..
-
はじめてのアイスついこの間までは まだ肌寒かった空に 背の高い雲が生まれている 仲むつまじい人の影を 遠慮なく照らしている 初夏のような光 噴水のわきに並んで 今年初めてって言いながら 白いア..
-
飛んできたつばめいきなりあがった気温に 長袖と半袖の子供たちが 入り混じる通学路 晴れ渡る空に ツバメが飛んできた 澄み渡るその声に 両手を広げて 飛び始める子供たち 長袖のつばめも 半..