記事「poem」 の 検索結果 514 件
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つつむにぎりしめた両手を そっとひらいたら 窓際の光がその中にとどきました 大きくひらいた両手を ぎゅっとにぎりしめたら 窓際の光はこぶしをつつみました 紙のようで紙でないものが この..
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みんな、みんな今年最後の 番組のオンエアーです かわるがわる 流れてくるDJの声 少し渋滞ぎみの道路 師走の風に包まれている 赤信号が変わるのを 待ってるドライバー 振りかえれば続いてい..
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水を折るもうすぐ雨が来ると知っているのに 晴れたそぶりの空は続く 振り返りざまに風が吹いた 誰かの長い髪の音が胸に響く 傘は最初から持って来なかった もう無理はしたくなかった やっと空..
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冬の中にさっきいれた珈琲が もう冷めてしまうくらい 窓の外はすっかり冬 見渡す限りに冬のまち とぎれないひとの波 それぞれの姿が 曇り空の下に溢れている どれだけ寒くなっても 動くひと..
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みずいろバスさっき乗り遅れてしまった みずいろバスの背中を 見送ることしかできなかったように 通り過ぎてゆく言葉をあなたは ただ黙って見送っていた そして腕に巻かれている 金色の陽ざしの時計を..
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あたたかいおまもり朝のテーブルの上 おばあちゃんが私にくれた うすももいろのハンカチが 東がわのまどから さんさんと降ってくる 秋のひざしでふくらんでゆく そっと手にすると それはとてもあ..
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大切な贈り物君がこれまで生きてくれた お祝いをするために 僕ができることはなんだろう いつも一緒にありがとう そんな言葉が生まれてくる ハートのバースデイ 泣いたり笑ったりの 日々の繰り返し..
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たったひとつのふたつ生きるってかなしいね 生きるってさびしいね 生きるってつらいことばかり 生きるってくやしいことばかり こんな毎日が続いても 僕は誰かに 勝ちたいとも思わない 人と人が争い合うこと..
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一瞬今年もいつもの帰り道に 赤い曼珠沙華が咲き並び始めた 心の中に流れる季節が ふたたび僕たちの間で重なった 君のまつげに落ちた埃を 僕の指先で掃った時 君は一瞬だけ目をとじた ..
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ウイナーズもしもあなたが長い間 ずっと続けているのに どうして報われないのと 想い続けているものがあれば それはあなただけにしかない 神様がくれた時の贈り物 影の中に包まれていた宝物 ずっ..
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本のお知らせ。 詩誌『回生』第え号詩誌『回生』第え号(中村正秋氏&小熊昭広氏)が2014年8月16日付けで発行されました。 ******************** 仙台市内数カ所にフリーペーパー..
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たこやきぽろぽろみんなで連れ持ていかんでもええ 気ままで手ぶらな夏休みに すっかり慣れてしまった あの頃の八月の私は そろそろ 九月にならなあかん私に まだまだ 追いついてへんかったねん ..