記事「ヒンドゥー教」 の 検索結果 492 件
-
オルダス・ハクスレー「永遠の哲学-究極のリアリティ」(7)●「なぜそなたは神のことを喋々(ちょうちょう)と語るのか。神についてそなたが語ることは全て真実ではない」(エックハルト) 言葉は実物と同じではなく、事実に関する言葉を知っていたからといって、その知識..
-
オルダス・ハクスレー「永遠の哲学-究極のリアリティ」(6)●最良の修行は、「我意」「利己心」「自己中心的な考え方」「願望」「理想」等を消し去るような結果をもたらしてくれる修行だ。過度の肉体的苦行では、これらを成し遂げることは難しい。だが、日常生活を営んでい..
-
オルダス・ハクスレー「永遠の哲学-究極のリアリティ」(5)●「人間は、〈真に貧しく〉なり、生まれてきた時と同じ程度まで自分の被造物的な意識から自由にならねばならない。永遠の真理に基づいて言うが、神の意志を成就したいと〈欲し〉たり、永遠や神に憧れたりしている..
-
オルダス・ハクスレー「永遠の哲学-究極のリアリティ」(4)●まさしく自己を神に没入させたために、自己の人格と存在とを同一化しなかったゆえに、聖者は「慈愛的」な影響を全社会にまで及ぼすことができるのだ。もっと正確に表現すれば、聖者が己の内から自己性というもの..
-
オルダス・ハクスレー「永遠の哲学-究極のリアリティ」(2)●『楞伽経(りょうがきょう)』は、禅仏教の始祖が最初に弟子となった人たちに特に推奨した経典だ。「真理を解さずにいたずらに理性を働かせる者は、ヴィジュニャーナの密林で道に迷い、あちらこちらを走り回って..
-
オルダス・ハクスレー「永遠の哲学-究極のリアリティ」(1)The Perennial Philosophy by Aldos Huxley中村保男訳 平河出版社(1988.3.15)ISBN4-89203-142-9●【訳者あとがき】 しっかりした宗教の中核..
-
ケン・ウィルバー「存在することのシンプルな感覚」(15)●あなたは山を見ている。このときあなたは、現在の知覚の中に何の努力もなしに安らいでいる。この時、突然、山が全てであり、あなたというものはいなくなる。あなたの「分離した自己」の感覚は、突然、完全に無くな..
-
ケン・ウィルバー「存在することのシンプルな感覚」(14)●事実は、あなたは、絶対と既に一つであるばかりか、既にそのことを知っているということなのだ。「仏性と、それに対するお前さんの認識とは、既に一つなのだよ」(黄檗)。仏性は常に現前している。それに対するあ..
-
ケン・ウィルバー「存在することのシンプルな感覚」(13)●ブラフマンの外側には何もないという洞察が示しているのは、「それ」に相対するものは何もない、ということだ。即ち「絶対」というのは、それに相対する何ものも、もたない。したがって「それ」は、「二のない一」..
-
ケン・ウィルバー「存在することのシンプルな感覚」(12)●典型的なニューエイジの思考と言えば、もし良いことが起こることを望むなら、良いことを考えなさいというものである。神秘主義の考えは別だ。あなたの深い「自己」は、善も悪も受容する。したがって、起こることは..
-
ケン・ウィルバー「存在することのシンプルな感覚」(11)●非二元の伝統の教えはこうだ。「空性の中に住まい、全ての形態を抱きなさい」。解放は空性の中にあり、決して形の中にはない。しかし空性は、全ての形を鏡のように映し出すことで抱擁する。形は継続して生起する。..
-
ケン・ウィルバー「存在することのシンプルな感覚」(10)●非二元の伝統の教えはこうだ。「空性の中に住まい、全ての形態を抱きなさい」。解放は空性の中にあり、決して形の中にはない。しかし空性は、全ての形を鏡のように映し出すことで抱擁する。形は継続して生起する。..