記事「ポエム」 の 検索結果 3079 件
-
わたしが覚えたこと長い人生の道すがら わたしが覚えたことは 春の夜に奏でるフルートと あなたを愛すること 音もなく降る春霖の 冷たく細い銀の糸を あなたと眺めた夜の数は 数えきれな..
-
バルコニーから ~Blue Bell~こちらではそろそろ風が春めいてきて 木陰の色も和らいできました そちらもそろそろ花の季節になって 涙の雨も減ってくるのでしょうか 夜更けのバルコニーは ..
-
早咲き一口飲んだ珈琲の 香りの向こうに あなたを見ました あれほど揺れた恋なのに すっかり記憶の欠片なのです 一口飲んだ珈琲の 香りの向こうに わたしもいま..
-
あと少し、もう少し浅い春に揺れる蕾は 深まる陽射しを待つ あと少し もう少し 風を染めるその薫りは 春招く沈丁花 あと少し もう少し 冬戯れていた 川の流れは 解..
-
あれから ~3.11に寄せる~あの日 ぼくは大きなからくり時計の下で まだ早い春の風を頬に受けて佇んだ 賑やか過ぎるからくりの懸命な仕草と 綺羅びやか過ぎる音色の洪水の中 そんなぼくを遠くから見て..
-
言葉少なに自分の心を ひた隠しにしながら 見えない糸を 探す時がある 誰もが哀しい 言葉の隙間に迷い 妖しい恋の 色香に惑う 人は誰でも 時の河の流れに ..
-
春まだ来冷たい雨に濡れそぼる 早咲きの桜 菜の花の黄色が そっと見上げてる 傘がいるなら差し出そうか 早咲きの桜 春まだ来 春まだ来 季節を招きなが..
-
飛梅伝説梅見頃になると 貴方は誘った 湯島天神の境内へ 儚げな可憐が なにより好きだと 毎年おきまりのイベント 哀しいくらいに 蒼く透明な空に ..
-
埋み火霙交じりの雨の中 傘の中で肩 寄せ合う 左で君の温もりを抱き 右で身を切る風を避ける じきに冷たいこの雨は 白い雪に変わるのだろう 今年の冬の名残り雪かも 肩を一..
-
もしも刃なら十日前の夢で 貴方に出逢った 懐かしい微笑みと ふくよかな眼差しに それからの毎日 貴方を想っている わたしね すっかり おばさんになったよ 町..
-
相生坂不意にあなたが恋しくて また訪ねる 相生坂 望んでもいないのに 髪に霜が降る 齢を重ねていけば そういうことも また あろうか 如何に穏や..
-
落日緩やかなスロープに 陽射しが舞い込む 穏やかで 哀しい 静かな午後 あいつと一緒に行ったのは 公園のそばにある養老ホーム バス停から歩いて3分 最..