記事「ポエム」 の 検索結果 3079 件
-
いちばん幸せ ~パパが語った心のうち~先週の火曜日 ママはアルバム眺めて 思い出を指折り数えてたみたい 誰かの歌にある そんな風景を見るなんて 思いもしなかったけど ママは君を愛して 心から愛して ママとし..
-
前夜 ~非血縁者から一言~秋の虫の集きが聞こえる 静けさがなお色濃くなる 季節が波打ち始めた 今夜 これまでの日々を思い出して 後悔ではなく感謝を 慈しみと愛情の 厚みと深さに ..
-
月灯り ~美しい嘘~月の灯りから逃げて 君を抱きしめた夜 肌のぬくもりが 愛しく 切なく 美しい嘘をついて ぼくを騙しつづけて 手には入らない 体と 心と 列車の窓を飛び去..
-
もう終わり木漏れ日の色が 少し淡くなって 陽炎の背伸びも わずかに縮んだ 遠ざかる影の 輪郭もぼやけて どうやら季節は ゆらゆらと移ろい始めた 川面をゆく..
-
だから今夜夜の底を知らせる 星の鐘が鳴ったら 改札口へ急げばいい 遠い月の光に 伸びる影を踏んだら ポケットの奥を探ればいい あの日ぼくが忍ばせた 古い切符を見つけるだろう ..
-
必ず咲くから愛していると言葉にするのは とてもたやすいことだけど 言葉と心の シンクロは難しいね 信じていると手紙に書くのは 便箋があればすむけれど 心の揺らぎは ペン先に伝わらない..
-
ピンボケ写真家あなたの背中越しに 見上げる夏空が好き 守られているようで 肩の力が抜ける 絵心があるのなら すぐ絵筆を取り上げて カンバスに向かって 腕を振るうのに ..
-
エチュード俳優俳優という仕事は とても刺激に満ちていて 特にぼくの場合は エチュード専門で 台本のない筋書 それこそが醍醐味で だから面白くって 一生現役のつもり エチュード..
-
スズメ二羽 ~ある老女のつぶやき~光の退き始めた 夕暮れ陽だまりの 小さな波打ち際に 戯れるスズメ二羽 あの日の二人みたい 歌うように暮らした 小さな部屋の片隅に 探した小さな夢 戦いに明け..
-
波音のシンフォニー大好きな君の季節が ほら 雲間に吸い込まれてゆく 寂しげな君を誘った 海が見える晩夏のコテージ 白いTシャツを 空色に染めて 洗いざらしの心で 艶めいて ..
-
道のり夕陽の金色が 鮮やかさを増せば 空は少しずつ 高みを目指し始める 避暑地の駅は 人影もまばらで ほんのりと侘しく セミの声が響くのみ さよならを言う前の..
-
虹の生まれる方へ大河の水面に 映りこんだ景色は 風波に揺すられながら 永遠にそこにいる それでもわたしは 流れてゆく木の葉の 躊躇いや迷いすらない 揺蕩いにあこがれる ..