記事「ポエム」 の 検索結果 3079 件
-
泪橋泪橋のたもとに立てば 遥かに見えるは山の端 君が落とした吐息さえ せせらぎが攫う いずれ秋が深まりゆけば 峰々は紅く燃え立つ 君はそのとき同じように 吐息をせせらぎに..
-
夢舞哀しきは夢舞 儚きは夢舞 暮れなずむ町を背に 遠ざかる風景 定まらぬ夢舞 狂おしき恋花 偽りの花模様 明日はまだか 旅を始めた列車が レールを..
-
ホテイアオイ静やかな池のほとり ホテイアオイの揺れる様 往く夏を惜しむかのように 侘しげにいる 仮初の恋の行方 足元の定まらない恋 見えはしない明日の容を 探してみたりする ..
-
エッシャー君を迎えに来た 顔のないその人 ぼくは壁に隠れて ドアの閉まる音を聞いた エッシャーの騙し絵 色のないその絵に 君が連れ去られる そんな風景が浮かんだ ワイ..
-
TOMORROW ~tomorrow final~夢の隙間で 見かけたものは 去り行く今日の 艶のある後れ毛 窓の隙間に 寄せ来る風に 遥かに遠い あの日の影を見た 明日はまた明日のために 言葉を紡げ..
-
つながる ~tomorrow #2~夜がしっとりと更けて 風の匂いが変わり始めた 静けさの深さが 色濃くなり始めた 月の光冴え渡り 心の隙間に射し込んで 冷たくて優しい 不思議な色に染まる ..
-
明日の色 ~tomorrow #1~並木の道端で ふと立ち止まれば 色濃い緑に染まった 木漏れ日が踊る 振り向く肩越しに まだ見え隠れの 昨日の記憶たちが まっすぐに並んでる 昨日の色の上..
-
時を旅する時を旅する船に 大きな白い帆を張る 目指すは はるか水平線の彼方 太陽に焼かれても 雨に打たれたとしても 揺るがず 船は西の彼方を目指す 朝と夜を 交..
-
薄れゆく気配あなたの気配が 薄れてゆく 風に溶けてゆく 雲のように どこか 見知らぬところへと ためらいもなく 振り向きもせず 一陣の風が 通り抜けて 遠ざかる声を 運んできた きっと..
-
ヒグラシ ~N氏に捧げる~ヒグラシの声を背にして 夕日の沈み行くを見れば 全てが紅に染まりながら 蒼く暮れてゆく 右の手に君の温もり 左手に色褪せた記憶 どうしてまだわたしは生きている 君を見..
-
あなたが愛おしいから喜びと哀しみは いつも背中合わせで それはまるで 昼と夜の 繰り返しに似ている 明日へと続く道は 決して平坦じゃなく だから人は 手をつないで 明日への旅をするのだ ..
-
わたしの願いわたしの願いは 隣にいることだった 大きな幸せじゃなくて ささやかな微笑だった いつかは必ず 見送るときは来るけど こんなに早く来るなんて 思いもしなかっただけ ..