記事「ポエム」 の 検索結果 3080 件
-
ありがとう手をつないで 歩き始めよう 落ち葉積もった この小道から 夕映え色に 染まり始めた 空の光が その頬に映る 慌てなくても 時は逃げない 永遠に続く まっす..
-
揺れる心恋しきは 人の常 哀しきは 世の常 もどかしく 侘しく 例えようのない日々 書きかけの 恋文 宛名なき 便箋 寒々と 福寿草 たなごころを開く 過ぎ行く..
-
ななかまど ~陽だまりの中で~ななかまどの赤い実が 庭を染めている 色浅い秋の日を 着飾っているみたい 夏の日には白い花 涼しげに纏い 陽炎に揺らめいて 空を支えていたのに ほら 君がく..
-
暗闇坂秋の麗な日差し浴びて 暗闇坂を一人辿れば 冷たく少し湿った風と その途中で擦れ違う 秋の八千草揺れる原に ひとりぽつねんと立つ古木 松の荒い木肌に手を当てて 通り過ぎる人..
-
空蝉あなたの面影を あちらこちらに訪ねれば 彷彿と 泡沫の夢 過ぎ去りし日々 唐松の枝越しに やんわりと 苔むす風景 遠く水平線に 茜雲 それと沈み行く今日 放..
-
落葉紅葉落葉紅葉をひとつ手にして 鮮やかな命の色を眺めた 紅葉色としか言いようのないその色は けれど枯れながら変わって行く 時の流れは見えないけれど 落ち葉の色を変えることができる 彩..
-
塗り替えよう眩いばかりの 秋の日差しの中 色づき始めた 銀杏並木 風の便りは 雪の舞い散る 北の国の姿を 伝えてきた 季節が動き始めると 全ての色が変わる 空も 雲も 海も..
-
滲ませない冷たすぎる秋風に 溜息のベルが鳴る 去来する思い出に 瞳が揺れる ガラス越しに重ねてた 掌が動き出す 燃え残りの言葉たちが 足元にうずくまる 時のメビウスの..
-
通り過ぎてゆく日々を海岸線の形に沿って ハンドルを切れば 景色は右に左に 絶え間なく揺れる わずかに開けた窓からは 潮騒が香る 砕ける波頭の白は 冷たい冬の予感 通り過ぎてゆく日々..
-
秋 -Third Edition-秋の浜辺に立つ 寄せる波頭が 足元で音を立てて 砂に消えてゆく 暑いくらいの日差し 少し汗ばむくらい けれど夏ではない どこか優しい日差し 遠い夏の夜 見上げ..
-
秋 -Second Edition-横断歩道のほとりに立ち 赤を見つめつつ今を想う 少しずつスーツが目立つ 初秋の都会で あのビルの色が 変わり始めたのは 傾き始めた 夕陽のせいばかりではなく 秋がそ..
-
秋そこかしこに舞い散る かけらを紡ぎあわせて 少なに 言葉少なに 片言の恋を語る 暁の風に酔い 木犀の薫りに隠れ うつむくな 心よ 名残の月を見ても 掌に..