記事「ポエム」 の 検索結果 3080 件
-
君を想うこと日付が今日から明日へと変わる そのわずかな隙間で ぼくは君を想ってみる 一人 静かに 流れ去る時の音さえ 聞こえてくると思えるほど 穏やかなさざ波を 心に感じながら きっと朝..
-
AQUA (Last Note)遠く水平線に瞬くのは 漁り火 流れ星の生まれる場所 そんなふうに見えるほど明るい 車のエンジンを止めて 深夜放送も消して 寄せる波のBGMに 身をゆだねて揺れてみよう ..
-
ホタルブクロホタルブクロを 一輪手折って 舞い踊る灯りを入れる ほのかに揺らめく命火の なんとさやけし色姿 儚く 脆く 清らかに 慎ましくもまた いじらしく 愛らしく そ..
-
最後の嘘「君のことは決して忘れない」 それが最後の言葉で 口を付けていないコーヒーの カップの横に置いた言葉 それを君がどうしたのか ぼくは知らないけれど 隠し事や嘘をつかないこと ..
-
待宵草待宵草の咲く夜は 雲の切れ端 風に揺れ 月の光がはなびらに 戯れながらこぼれゆく 今宵の夢は 明日の夢 ひとひらの恋 涙色 深まる夜の片隅に 黄色く開く 淡き恋 夢か..
-
涙帰り道は一人 うつむいて 窓外の景色も 見てはいるけど覚えてなくて 溜息だけが宙を舞い そしてまた うつむいて ショットグラスにバーボンを注いで バルコニーの手すりに..
-
微熱こんなに 掌が熱いのは あなたと一緒にいるから 汗ばむほどに熱くて めまいをおこしそう それから 体全体も熱くて 震えがおこりそうになる 言葉にできない気持ちが もどか..
-
雨月雨月 今宵の雨に濡れ 待ち人来たれりと 古の恋文の そこはかとなく 寂しきこと 置き去りの熱き思い 滴に滲む文字と 視野に霞んだ面影は 遙か地平の果て ..
-
メロディレースのカーテン越しに 夜の風が入ってきて 君の髪を揺らす 肩まで伸びたその髪を 窓の外では 不眠症の街が 車のライトを帯にしながら 微かに鼓動を続けている ここで君は 街..
-
キンモクセイそよぐ秋風の中で あなたはわたしに嘘をついた 小さな秋のかけらが また一つ 落ちた そよぐ秋風の中で あなたはわたしに嘘をついた 黄色い秋が また一つ 落ちた 「真実」は ..
-
思い出の片隅に思い出の片隅に 自分の名前を書きました 2Hの鉛筆で そっと そっと 例えどこかで落としても 必ず戻ってくるように 思い出の片隅に 小さく色を塗りました 38色の色鉛筆で そっと そっ..
-
スミレ草あなたとわたしの轍 これらが一つになったのは 遠い昔のこと 思い出せないくらい はるか昔のこと 髪に霜の降るまでと誓い合ったのは はるか昔 遠い昔 あなたとわたしが作った轍は ..