記事「ポエム」 の 検索結果 3080 件
-
傘をくれた人一日中雨が降っていた 街には傘の花が咲いていた 窓ガラスには雫が留まっていた 空は鉛色に塗り潰されてた とめどなく涙が溢れてた 声にならない泣き声を出してた 心が悲鳴を上げていた..
-
DARJEELINGレースのカーテン越し 街並のその先に 夕日が沈んでいく 夕日の向こう側に きっともうすぐ 明日が見えてくる ひとつ ふたつ 溜息こぼして カップに淹れたダージリン 琥珀色の香りが溶け..
-
時の螺旋人は螺旋を上っている 時が紡ぎ出す 螺旋を上っている 喜びと悲しみの繰り返し 微笑みと涙の繰り返し 出会いと別れの繰り返し 愛と憎しみの繰り返し 未来と過去が織りなす 今..
-
夢の中で 抱いていて夢の中で 抱いていて 動かずに 抱いていて しのつく 雨の調べに 心が 濡れないように 夢の中で 抱いていて いつまでも 抱いていて わたしの 名前を呼んで 何度も 繰り返して..
-
CORSAGEあなたのこぼした数々の涙 それを一つずつ拾い集めて 可愛げなCORSAGEを作れば 手にする前に露と消えて 人はそれを 「儚い」 と言うけれど いつまでも続くものなんてなくて 全..
-
梅雨梅雨 外では雨が蕭々と降っています 恋人よ 明日も雨でしょうか
-
ユウスゲ今年 また 黄色い花が咲いたの 庭の片隅にひっそりと 暮れなずむ光の中で あなたが植えた その花は 今もわたしのそばにいて あの 遠い夏の日を そっと忍ばせるわ あなたが..
-
紫陽花移ろいゆくもの それは季節 紫陽花の色 そして 人の心 言葉を尽くして 着飾っても それは所詮 露のひとしずく
-
折鶴 ~七月七日~幾重にも重ねられた 雲の向こう側で 今宵 あなたは あの人に逢えたでしょうか その三百六十四の折鶴で 月日を数えたのですか 一夜限りの逢瀬に焦がれて 千代紙を折ったのですか ..
-
そばにいるから ~Myu~いつかはその涙も 笑顔に変わる日が来るよね そのためにわたしは いつもそばにいるのだから 風がそよぐ 雲がなびく あなたの瞳が ゆらりと揺れる 月が笑う 星が歌う あなたの..
-
忘れられない人忘れられない人がいる 忘れられない人がいる もう 逢うこともないけれど 忘れられない人がいる 忘れられない人がいる どうしても 逢いたくてしかたないのに 逢え..
-
城跡古い城跡 今では公園になっている 城下町を一望できる 風を友とする処 ここでぼくたちは出会い ここでぼくたちは別れていく 炎のように恋した二人 まるで生き急いだようにね ..