記事「ポエム」 の 検索結果 3138 件
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女郎花川辺に群れる女郎花 晩夏の風に揺れている きっとわたしも女郎花 どこかわたしに似ている あの夏の夜に 指切りした約束 破ったのは貴男 小指は まだ 貴男を..
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いつかいつか いつの日か きっと別れは来るはずで 別れの形 その形がどうであれ きっと別れは来るはずで でもそれまでは 強く生きていこうと思う いつか いつの日か..
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階 (きざはし)石造りの 長い階を 静けさの中 登ってゆく 御影石の 透明な輝きが まぶしくて 時を重ねた 灯籠の列 苔むしたその肌に ひときわ青く 萌えいづる 若葉が風に 揺れて..
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時雨心地なぜだか 涙が溢れそう 恋に破れたわけでもなく 何かを無くしたわけでもなく 言葉に傷つけられたわけでもなく 痛みを覚えたわけでもなく ただ なぜだか 涙が溢れそう ..
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ヒグラシ ~彼の人の手記から~あの秋の日に わたしは 「はい」 と返事をした 貴方が結んでくれた 赤い糸にすがったの 手を取り合って 泣き笑いして 一緒に歳をとっていこうと 固く誓ったあの日 茂ったス..
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レインコート季節はずれの雨の中 レインコートの人が歩いてくる 見かけなくなった レインコート なんだか懐かしい 雨の日といえば 当たり前だった 誰もがみんな 着ていたはずで ..
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精霊流し海を見晴るかす 小高い丘の上 あなたの墓石の前に 緩やかに立ち止まる 大海原を渡った風も ここに一緒に立ち止まる オイル・ライターを開き 線香に火を移す 香の匂いが風..
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黄色い星の花黄色く染め上げられた 星の花が咲いている 夏の陽射しを浴びながら 細い腕を伸ばしながら 青い夏空に 入道雲が形作る 白い陰に身を寄せて 小さくため息 松林を抜ける 潮騒..
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水平線雨に煙る水平線 遠く船が遠ざかる 松ノ木の翳に戯れる 玉虫の背中に虹が揺れてる 君はその指先に 雨の一しずくを受けて そっと唇に当てている 夏色のブラウスがまぶしい ..
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歌遠く水平線が 波の歌を口ずさむ頃 風の子守歌に抱かれて 人は眠りにつく 瞬く満天の星は 天空の歌を口ずさみ 人は夢の中で その歌を聴く 雲は決して足を止めず 遠い異..
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ねぇねぇ ふと君を想うと こんなに胸がときめくのはなぜ? ねぇ 君の瞳が濡れたとき こんなに胸が痛むのはなぜ? ねぇ 物思いにふける横顔を 決して見飽きることがないのはな..
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銀兎古来 月には兎が住むと考えられた それ故に人は 月を 「銀兎」 と言う それは 夜空に冴え渡るともしび 旅路を辿る流れ星の目印 瞳に光を灯す微笑み 涙を誘う透明な輝き..