記事「マビノギ」 の 検索結果 1950 件
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ツバメ小説外伝01 「黄昏の園」16解放についての大まかな計画が出来上がったところで、イル達は早速それを実行に移す ことにした。 キツネのテリトリーは人間にとっては随分と広く、それひとつで10km以上もある。 幸い群れで行動し..
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ツバメ小説外伝01 「黄昏の園」17向かった先はさほど遠くない位置にあり、そこには二十匹ほどの普通の黒ダイヤウルフ がいた。 だが、約半数のダイヤウルフは倒れた状態で一ヶ所に集められ、それを立っているダイ ヤウルフ達が取り囲ん..
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ツバメ小説外伝01 「黄昏の園」18しばらく黙々と歩き続け、もう少しで目的の場所に着くだろうという時になって、ざわ ざわと、木々が揺れ出し始めた。 同時にせっかく晴れていたのに、また湿った風が吹き、雲が出てくる。 昨日の昼と..
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ツバメ小説外伝01 「黄昏の園」19 第三部 「別れ」森と言っても、そこはそれほど足場が悪いわけではなかった。足の長い草はそれほど多 くなく、走ったりする分には問題はない。 だが、ねっとりとした不快なマナの感覚は、先へ進ませるのを躊躇うくらいに強..
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ツバメ小説外伝01 「黄昏の園」20ブラックウィザードは、百の下級魔族を従えるとされる中級魔族である。 魔術師としてのスキルは相当で、魔術はおろか魔符による動物たちの束縛も、彼らブラ ックウィザードが主として行なっているという話..
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ツバメ小説外伝01 「黄昏の園」21日も傾いてきた薄暗い森を、黒き闇が跳ねる。 ブラックウィザードを守るかのように立ち塞がっていたキツネとダイヤウルフ達を、レッ クスはその首の一振りでなぎ払った。 まるで蹴られた小石のように..
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ツバメ小説外伝01 「黄昏の園」22鈍い音と共に、近くの木にダイヤウルフが叩きつけられた。 レックスの初撃によるものだ。 イルは数瞬待って、それが動かないことを確認して近づくと、背に手を当てて魔符を解 呪した。ダイヤウルフは..
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ツバメ小説外伝01 「黄昏の園」23どうなった。 バートは俯せの状態のまま自身の状態を確認した。 ブラックウィザードの魔法が放たれた時、とっさに顔は庇ったが、その火球は胸の真ん 中へと直撃していたところまでは覚えていた。それ..
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ツバメ小説外伝01 「黄昏の園」24「バー…ト……っ!」 イルは首を締められながらも、バートが一命を取り留めていた事に安堵した。これで死 を免れたわけでは無い。だが、ほぼ死が確定した状態が一時保留になっただけでも状況は 好転して..
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ツバメ小説外伝01 「黄昏の園」25バートとレックスに遅れて飛び出した赤髪の少女は、キツネ達を相手にまさしく跳び回 っていた。 ここのキツネ達は魔力が高い。ルナをはじめとして、さすがにあれほどの魔力を持つ者 はいないにしても、..
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ツバメ小説外伝01 「黄昏の園」01 第一部 「戦い」嫌な風が吹いていた。 湿った生温かい風が体に絡みつき、髪を揺らす。 ただでさえ鬱蒼とした茂る木々によって光が入り込みにくいというのに、この曇り空の せいでまだ昼であるのを忘れてしまいそ..
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ツバメ小説外伝01 「黄昏の園」02その渓流は、深さが足首ほどで、幅もせいぜい十メートル無いくらいのそれほど大きな ものではなかった。流れもそれほど早くなく、よほどでない限り、直接入ったとしても流 れに足を取られることは無いだろう..