記事「人生」 の 検索結果 25723 件
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“9.21”台風15号――不公平はこの世の常先の大地震で津波に追われて移り住んだ避難先にあって、今度の台風でまた床上浸水を受けてしまわれた方々。刈入れを明日にひかえて田んぼが冠水。収穫間際のリンゴとナシの80パーセントが強風に払い落とされた……..
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嗚呼、国分寺――あの夏から幾歳月めずらしく挨拶まわりの仕事で東京中央線の下り電車に乗っていた。のんきな出張になるはずだった。 新宿からしばらく進むと、その先の駅として「国分寺」という名が目にとまった。とたんに往時の出来事と感情..
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醒める――暴露的将来設計ここ幾日か困惑の渦中にあった。我が身の処し方について悩んでいた。勤めを辞める時期をいつにすべきかと。 すでに定年は間近。道は二つ。おのおの長短がある。久しく以前から作って折々見直してきた..
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「金剛界曼荼羅図」――「空海と密教美術」を訪ねる 2金剛界曼荼羅図。これは圧倒的だった。まずその大きさからして。博物館の天井まで届こうとしている。横幅も畳二枚分くらいはある。色はだいぶあせていたが。後ろに下がって人の少ないところに立つこと久しく過ごした..
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これで生きているって言えるの?暮れ方、いつもの時間にシャワーを浴びながら思った。「これ、おととい、昨日と同じじゃないか」。 身体を洗う順番も方法も、もとよりきまっている。以前とすこし違ってここ一週間ほどは、泡をひととおり流し..
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「5チャンと7チャン」対「10チャンと12チャン」の悩み――またはジジイの居直りようやくすこし慣れてきたと言えるだろうか。デジタルの局番順に旧6チャンネルの前後に割り込んできた旧10と旧12の存在位置。 どう考えよう、どう捉えたらよいか、新しいテレビ番組表の並び方に早く適応..
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墨壺の孫八――八年ぶりに会って別れて言うまでもなく「鬼平」に登場する盗人の親分である。そのあだ名の通り、若い頃は大工をしていた。昔建てた商家の詳細な絵図面を基にして“きれいな盗み”をはたらく。 彼の下で“ひきこみ”をしたことがある..
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IKEAにて――古くて新しい“プチブル”この時勢にあって、こんなに平和であることは許されるのか――。〔IKEA港北店〕のレジを抜け、振り返り見て思った。商品が天井まで整然と積まれている。気の遠くなるほどの量と充実感。その前を、驚くほど多くの..
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人の世の中というものは――鬼平感懐若い頃の道場仲間が下帯を解いた姿のまま後頭部を殴られ、侍らしからぬ殺され方をした。そんなきっかけで始まった犯科帳。落着して後、役宅の縁側で煙草をふかしながら、しみじみと語る。吉右衛門の貫禄がその科白を..
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「緑の迷彩服の姿を見た時…」――東日本大震災 陸自日誌14(読売新聞)から原発反対を叫んで「我々労働者に政治をまかせろ」と女が気炎を上げていた。鼻くそにも劣るガキの遠吠え。雨の横浜関内大通公園、ご苦労なことに数人の警官が雨合羽を着て見張っていた。右翼の襲撃に備えるものだった..
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上高地はきょうも晴れ――生まれ変わったらその新緑の木立が観たくて、また来た。 ああ、木は、なんていいのだろう。 なにも言わず、騒がず、嘆かない。 雨降れば濡れ、風吹けば揺れ、池が平らかなときは枝先の葉も動かない。 ..
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「おれ、自衛隊に入る」――東日本大震災 陸自日誌8(読売新聞)から少年のまっすぐな、純粋で、悲壮な心に涙を誘われた。亡き父を思い、自分たちの生活を、自分の将来を思い描いた末の決心に。 「宮城県気仙沼市の大島という離島に行きました。島を歩いていると、『おれ、自衛..