記事「伝統芸能」 の 検索結果 342 件
-
週話§土曜草々~四月大歌舞伎夜の部~上方の成駒屋の名跡である鴈治郎を中村翫雀が襲名する四月大歌舞伎 夜の部に行ってくる。 お目当ては口上披露を兼ねた『成駒家歌舞伎賑』いわゆる“芝居前” と呼ばれる、華やか、かつ賑やかな舞台..
-
悼話§中村小山三さん(歌舞伎・中村屋!)中村屋の最長老にして歌舞伎界のまさに生き字引である中村小山三が 桜散る4月6日に逝去した。享年九十四 最後に観た舞台姿は、去年8月の納涼歌舞伎第三部『怪談乳房榎』で 茶店の女お菊だった。十月..
-
待話§中村芝雀が五代目雀右衛門を襲名三月大歌舞伎昼の部の菅原伝授『道明寺』で、立田の前を務めていた 中村芝雀が、父の名跡であった雀右衛門を、来年3月に五代目として 襲名することが決まった。 歌右衛門を襲名するはずだった福助が、..
-
梅話§三月大歌舞伎~染五郎の松王丸~前週に引き続いての夜の部である。演目は三つ『車引』と『賀の祝』 それに『寺子屋』だった。 昼の部が“仁左衛門の菅丞相”を観るためだとするならば、夜の部は “染五郎の松王丸”をはじめとした..
-
悼話§桂米朝さん(落語家)50年くらい前のこと。土曜日の13時頃だったと記憶しているが、上方 の落語家による演芸番組をテレビ朝日(当時NET)が放送していた。 番組の最後には大喜利があって、並んで答えていたのは、小米だ..
-
週話§土曜草々~夜の部も菅原通し~今日は歌舞伎座夜の部で『菅原伝授手習鑑』通しの後半『車引』『賀 の祝』『寺子屋』を観る。 何度か書いていることだが、同じ演目は最低3回観ないと中身を把握 することが難しい……もちろん、一..
-
梅話§三月大歌舞伎~仁左衛門の菅丞相~日曜日に昼の部を観た。どうしても観ておきたかった通し狂言だった が、このスケジュールでしか歌舞伎座に行けず、昼の部の席は3階の 最後列。新しくなった3階席からも、花道の七三が見下ろせるのだ。 ..
-
週話§日曜草々~三月大歌舞伎は菅原~梅の時季に合わせてか、三月の歌舞伎座は『菅原伝授手習鑑』の通し が出るので、当然のことながら昼夜と歌舞伎座通いをするのである。 今月で観るべきものは、仁左衛門が演じる菅丞相で、昼の部の2演..
-
悼話§坂東三津五郎さん(歌舞伎役者)大和屋・坂東三津五郎を最後に観たのは去年8月の歌舞伎座で、納涼 歌舞伎の第二部『たぬき』と、第三部『勢獅子』の舞台だった。もち ろんその時には、こんなに早く死を迎えるなど思ってもいなかった。 ..
-
外話§壽初春大歌舞伎夜の部~残りは~[承前] 話は前後するが10日に観た夜の部1本目と2本目についてまとめる。 まず『番町皿屋敷』であるが、去年70歳を迎えた吉右衛門の青山播磨 が東京では初役だと知って驚いた。もう何度..
-
正話§壽初春大歌舞伎夜の部~黒塚~昭和の頃の10日だったら松の内と呼ばれていたのが、正月飾りのある 歌舞伎座にしても、すっかり正月が明けたような雰囲気が感じられる のだ。そこに猿之助が目覚ましい舞台を見せてくれた。 三本..
-
週話§土曜草々~初日は歌舞伎座夜の部~正月気分もすっかり抜け落ちたところで三連休がやってきた。今日は 歌舞伎座で壽初春大歌舞伎夜の部を観る。 お目当ては最後の演目『黒塚』で、猿之助と勘九郎の顔合わせ。特に 猿之助は一昨年の歌..