記事「古代史」 の 検索結果 454 件
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4年目の「3.11」と歴史学界(4)-「客観性」の追求は無意味か?ー(前項の続き) 磯前は前項での石母田批判に絡め、歴史学界批判も展開している(石母田批判は前項で示したものに尽きるわけではないが、ここでは措く)。 要約すれば、次のようになる。(A)「客観..
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4年目の「3.11」と歴史学界(3)-「事実と理論の緊張関係」と「主観性」ー(前項の続き) とは言え、批判ばかりしているのも芸がない。 以下では『歴研』の「シリーズ 3.11からの歴史学(その5)」で何が提起されているのかを検討し、それについての私見との関わりを述..
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4年目の「3.11」と歴史学界(2)-『歴研』「シリーズ 3.11からの歴史学(その5)」ー(前項の続き) さて、では4年目に入っても大きな特集を組んでいる『歴史学研究』(『歴研』)の「シリーズ 3.11からの歴史学(その5)」はどのような内容であろうか? まずは概要を見てみよう。 ..
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4年目の「3.11」と歴史学界(1)-各誌の取り組みー「3.11」から4年目を迎えた。 被災された方、また未だにその苦しみの渦中にある方に、まずはお見舞い申し上げたい。 さて、歴史学の各学会の対応はどうなっているであろうか? 当然な..
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論文発表延期のお知らせーすみませんー昨年末の段階で「来年早々には仕上げてアップしたいと考えている。」(井内ー2014)と述べた新論文の件である。 すみません。 アップは延期することにしました。 先ず、現状を報告したい..
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「狭い世界」の「良い仕事」-それは「生き残り」につながるか?-(2)(前項の続き) 私がすみだ郷土文化資料館の豊かな展示成果の活用を「歴史教育関係者全員とは言わないまでも、かなりの人に関わる問題」にせず、「個人的課題」に限定すべきと考える理由は、概ね次の2点である..
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「狭い世界」の「良い仕事」-それは「生き残り」につながるか?-(1)「やっぱり『神話』は嘘をつく」(井内ー2015)に続き、『日本歴史』ネタである(『日本歴史』801号、2015年)。 ただし、今回、取り上げるのは「はがき通信」の中の記事である。 ご..
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石母田正を読む「方法」ツイッターでは呟いたが(http://urx2.nu/h6Ig)、昨年後半に石母田正『中世的世界の形成』(石母田ー1988)を読んでいた。 必要があったのと、諸事多端でなかなか論文の方が進ま..
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やっぱり「神話」は嘘をつく(3)-『日本歴史』新年号・特集「歴史家とその時代」-(前項の続き) 3.やっぱり「神話」は嘘をつく 前項にも書いたが、このような「石母田神話」の流布は歴史学界では恒例である。 例えば、2011年には高橋昌明「石母田正の一九五〇年代」(..
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やっぱり「神話」は嘘をつく(2)ー『日本歴史』新年号・特集「歴史家とその時代」-(前項の続き) 2.吉村武彦による「石母田神話」 歴史学界ではもはや恒例となっているが、「特集」でも「石母田神話」が流布されている。 前項でも示した吉村武彦「石母田正さんの学問と魅力..
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やっぱり「神話」は嘘をつく(1)ー『日本歴史』新年号・特集「歴史家とその時代」-「古代の神話に嘘はない」というのが、『日本歴史』新年号(800号)所収の関和彦のエッセイのタイトルである。 「日本史の中の嘘」という特集の一編だが、詳しい内容は読んでいただきたい。 た..
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2014年を振り返るー論文を完成できなかった事情ー後2日で2014年も終わりである。 本年中の更新はこれで最後としたい。 今年も、途中、滞ることもあったものの何とか、週1ペースで更新を維持できた。 読んでいただいた方にお礼申..