記事「古代史」 の 検索結果 454 件
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石母田正と「文革」-その高評価の背景ー(2)(前項の続き) 前項で述べたように、石母田は犬丸との「激論」において、「社会主義国の場合、大衆の中にいる共産党の組織の役割が重要なのだ」(「発言」)と述べたと言う。 前項で述べた資料的..
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石母田正と「文革」-その高評価の背景ー(1)石母田と文化大革命(以下、「文革」)との関係についてはこのブログでも時折、取り上げてきた(井内ー2013など)。 石母田最後の傑作『日本の古代国家』の現代的意義を考える上で、この問題は重要だ..
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石母田正の共産党「離党者」への対応ー永山正昭の場合ー(4)(前項の続き) 4.「発言」の背景 「石母田神話」において高いヒューマニティを称賛される石母田が、事実に反して永山との交流を否定する発言を行ったのはなぜであろうか? 主要な背景と..
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石母田正の共産党「離党者」への対応ー永山正昭の場合ー(3)(前項の続き) 3.「発言」の年代 「発言」が行われたのは80年代前半で、恐らく85年以前の、石母田の没年月である86年1月に近い時期と考えて良いであろう。 先ず、関連事項を時系列で..
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石母田正の共産党「離党者」への対応ー永山正昭の場合ー(2)(前項の続き) 2.エピソードの信憑性 以上のように、手記では石母田は「二高同窓の兄は別だが弟は知らぬ」(以下、「発言」)と、永山との交流自体を否定したとされている。 ここでは、..
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石母田正の共産党「離党者」への対応ー永山正昭の場合ー(1)現在、石母田正についてあれこれと調べている。 尤も本格的に取り組むのは来年からの予定(その前に現在、進行中の論文を仕上げねば!)で、今は関連文献にぼちぼち目を通しているところであある。 ..
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「古田問題」その後ーミネルヴァ書房の出版継続と「古田説」の直近の影響ー諸々あって更新遅れ気味です。ご容赦ください。 さて、しばらく「古田問題」には触れてこなかった。 しかし、新たな動きに接したので話題を2点ほど。 1.ミネルヴァ書房のその後 ..
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ブログ3周年ー人気記事、ランキングー旧聞になったが、去る10月11日で本ブログも3周年を迎えた。 途中、滞ることもあったが、今年も何とか週1ペースでブログを更新できた。 読んでいただいた方にお礼申し上げます。 ..
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「王権論」の陥穽(4)ー危惧される多様な研究の阻害ー(前項の続き) 座談会での議論を見る限り、今後、「女帝研究」は下火になる可能性が高いと思われる。 議論は微に入り細を穿っているのに、全体的な議論・研究の方向性が見えないのだから当然であ..
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「王権論」の陥穽(3)ー議論の方向性が見えない理由ー(前項の続き) 以上のように、「出所不明」で論点自体の意義が必ずしも明確でなく、天皇制についての知見に関しては(α)(a)良人共同体の首長・(b)統治権の総攬者という国家的機能(β)どんなに専..
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「王権論」の陥穽(2)-「出所(でどころ)不明」!?-(前項の続き) 近年の「女帝研究」の前提は「王権論」である。 その先駆けがこの座談会にも出席している荒木敏夫で、座談会での本人の発言によれば(3頁)、(1)「王とはいったいどのような存..
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「王権論」の陥穽(1)ー「女帝研究」は何のため?-夏風邪が引かない。 恐らく、TVなどで「熱中症対策」としてクーラーの使用が喧伝されたためであろう。 あちこちでクーラーの冷風を浴びているうちに、喉をやられ、未だに治らない。 ..