記事「外国人」 の 検索結果 4956 件
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七 嵐の残したもの(4)幾度もの台風の襲来を受けて、荒川の堤防は徐々に万全の態勢をとるようになっていた。それでも予想外に多量の雨をもたらすようなときには、積み上げられた堤防を越えて、川の水が溢れ出すことがある。 この日..
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七 嵐の残したもの(3)何としてでもホアホアの所在を突き止めて、身柄を警察に渡さなければという強い思いが九鬼を捉えて放さないでいた。 そうした思いに囚われているときには、良い結果が得られないというのは百も承知していた九..
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七 嵐の残したもの(2)雨も風もますます強く激しくなっているようだった。雨戸を閉め切っているせいで、灯りのない室内は薄暗くまるで夜遅くに起き出したような感じがする。 九鬼はゆっくりと玄関を開けて、郵便受けの中に新..
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七 嵐の残したもの(1)九鬼家の週末の朝は早い、祐太が野球をやっているからだ。 でもこの日は違っていた。台風の接近にともない昨晩から風雨が強まっていて、今日の練習は中止との連絡が入っていた。 久し振りに朝寝坊をしよ..
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六 暴かれる闇の中(10)街金から借り入れているということもない様子だが、噂のように職員や収容者の金に手を着けているといったこともはっきりとしないが、給料以上の生活をしていることだけは間違いなかった。 借金でもなく、窃盗..
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六 暴かれる闇の中(9)結局のところ、西山統括入国警備官は杉崎からはっきりとした内容の弁明は聞けなかった。 怪しい動きをしたというのははっきりしているが、九鬼統括からは何も取られたものはないと報告されていたし、柴崎本人..
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それは学校関係者や研修生の管理者の義務なのだろうか学生や研修生が、出席不良や成績不良、過度の資格外活動などで、在留期間の更新が認められない場合、その者が所属している学校関係者や研修関係者が、学生や研修生を空港まで送って行って帰国を確認しているという..
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六 暴かれる闇の中(8)それに引き換え入管法には違反していないかも知れないが、陳華平たちのような「留学」や「技術」、「人文知識・国際業務」といった正規の資格を持った者たちの中には、登録上の居住地を頻繁に変更しているばかりか..
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六 暴かれる闇の中(7)不法残留していたり、不法入国していたりする外国人に対しても義務付けられている登録制度だが、入管法に違反している外国人がその義務を果たそうとは、当初九鬼たちは考えてもいなかった。 だが九鬼たち入国..
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六 暴かれる闇の中(6)杳として知れない陳華平の行方を探して、九鬼たち調査第一部門の入国警備官はその所在を何とか掴もうと、考えられる手懸りを一つ一つ精査する作業に没頭していた。 大林は陳華平に関する外国人登録上の居住地..
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六 暴かれる闇の中(5)放って置き過ぎたのか、山田君子が亭主名義の日本旅券を返せと言ってきているらしい。どうせ、会って抱いてやれば、直ぐに気が変わるだろうとホアホアは軽く考えていた。 そんなことより、使える人間や手段を..
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六 暴かれる闇の中(4)富樫は目の前に傲然とした態度で座るホアホアを、その余りに変わってしまった姿に驚くとともに、最初会った頃に感じた柔和で聡明そうな光を、すっかり失った眼に恐れさえ感じていた。 「何で俺の申請はやってい..