記事「外国人」 の 検索結果 4956 件
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六 暴かれる闇の中(3)「君には色々な噂が囁かれているが、とりあえず昨日の夜、九鬼統括の机の中の何を探していたんだ?」 「何を、何を探していたのか僕自身分からないんです」 「分からない?どういうことだ。自分がとった行動に..
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六 暴かれる闇の中(2)柴崎の事情聴取をしているのは、そうして増やされた人事を担当する統括入国警備官だ。入国警備官として採用されたが昇任試験に落ち続け、このまま居ても主任警守の道しか残されないといった状況下に、入国審査官に..
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六 暴かれる闇の中(1)広々とした会議室の片隅に、柴崎は警務部門の統括入国警備官から事情聴取を受けていた。 柴崎の目が真っ赤に充血しているのは、厳しい事情聴取を受けているからではない。24時間の看守勤務を終えて、本来で..
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五 狂い行く歯車(12)メイランから話を聞いただけの行政書士だったが、申請がどうなっているのか問い質そうと思い、事務所を訪ねようとしていた。 駄目なら駄目で、他に方法もあるだろうし、そう、その時こそ片岡の妻として申請を..
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五 狂い行く歯車(11)片岡の足は自然と速くなる。 メイランの在留期限が迫っていたからだ。 ずっと外国人登録の係やっている片岡は、それまで何人もの「在留の資格なし」と記載された外国人登録証を見て来ていた。 メイ..
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五 狂い行く歯車(10)それでも片岡はメイランとこのまま付き合い続けることができるのなら、メイランの存在が片岡の妻ということでなくとも、きちんとした仕事を持った一人の女性として、そこにいるのであれば構わないと思っていた。 ..
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五 狂い行く歯車(9)片岡は北浦和駅で下車した。メイランから聞いていた富樫と言う名の行政書士を訪ねるためだった。 中国人の夫と離婚したメイランは、片岡の求婚には応じなかった。離婚して直ぐの再婚などあり得ないという気持..
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五 狂い行く歯車(8)そのとき部屋の灯りが一斉に灯り、九鬼の引き出しを探っていた柴崎の手が止まった。 「柴崎!何を探しているんだ?」 処遇部門の上席入国警備官が扉の横に立っていた。 そこへ大声を聞きつけて、仮眠..
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五 狂い行く歯車(7)柴崎の持つ懐中電灯は、九鬼の机の引き出しに当てられていた。躊躇うことなく柴崎の手は一番上の広い引き出しを開けた。 そこに小さな鍵が入っていた。柴崎はその鍵を手に取ると、左端の袖机を開ける。そこに..
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五 狂い行く歯車(6)あれだけの金を稼いでいたのだから、劉が何に手を出しているのかは分かっていた。劉は儲けこそ大きいが、危険極まりない仕事に手を出したのだった。 当座の資金が必要だったホアホアは、それを知りつつ黙認し..
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五 狂い行く歯車(5)稲川とホアホアは以前に借りていたビルの一室に入ると、窓から外を眺めた。追尾してきた車は、ビルの入り口から5メーターと離れていない位置に駐車している。 二人の男がビルの入り口を監視しており、その視..
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五 狂い行く歯車(4)振り返って思えば、最初は利用するだけだと言っていた日本人の女が、夫婦の関係に口を挟み始めた頃からだった。 自分も夫がいる身でありながら、夫が浮気しているのを理由として、陳との関係を強めようと積極..