記事「外国人」 の 検索結果 4956 件
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一 信頼の絆(3)そんな穏やかな昼下がりに、海老川の私物携帯は振動した。音の出ないようにマナーモードにして、気付かれないようにしていたのに、海老川のポケットに納められた携帯が振動しているのを教えたのは海老川の妻だった..
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一 信頼の絆(2)思えば結婚してから全てにおいて仕事を優先させてきている海老川は、家庭内のことは全て妻に任せっぱなしにしてきていた。 夫婦の信頼の関係はそれぞれ違っているだろうが、山田の姿に自分を重ね合わさるよう..
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不法就労者(仮題) 第三部 崩壊の季節 一 信頼の絆(1)九鬼からの通報を受けて、埼玉県警本部の海老川警部補は京成スカイライナーの乗客となっていた。 当日、海老川は久しぶりの休みを取って、御徒町のアメ横で妻と買い物に出ていたのだった。 刑事ドラマを..
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十五 正義も公正も(13)それでも人望のある先輩や上司には人は集まり、割り勘であろうと会費制であろうと、共に飲食し語り合い親交を深めることができる。 ただ、柴崎の場合、集い誘って来る者たちの目的は、柴崎の懐具合であったと..
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十五 正義も公正も(12)そんな柴崎が二年目の月日を入国警備官として過ごす頃に、後輩として採用されてきた者たちが仕事帰りに柴崎を誘うようになっていた。 気前の良い先輩である柴崎は、後輩たちからすれば良いスポンサーであった..
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十五 正義も公正も(11)孤独だった。 柴崎は誰からも期待されていなくて、そんな状況から抜け出させてくれることを期待できる先輩も上司もいなかった。頼りにする者もいなかったし、頼りにされることもなかった。 一緒に研修を..
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十五 正義も公正も(10)自分が感じている違和感や嫌悪する気持ちを、誰に訴えれば良いのかも分からなかった。 目にしたものが一瞬を切り取ったものであり、それらの状態が現出するまでの全てを見ていた訳でもなく、ただ目の前の異常..
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十五 正義も公正も(9)そして収容手続きを行おうと収容場で待機している処遇管理係にも、正義について考えている者がいた。 入国警備官に採用されて一ヶ月が経ったときのことだ。他の収容者とは隔離された外国人を見たのだった。 ..
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十五 正義も公正も(8)二人の男もホアホアも、それぞれ単独では何も成し得なかったに違いない。 出自も経歴も全く触れ合うことのないこれらの男が、期せずして出会ったのは奇跡のような確率であり、ホアホアに言わせれば運が良かっ..
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十五 正義も公正も(7)安い賃金で扱き使った挙句に、都合が悪くなれば知らぬ顔を決め込む雇用主、金で戸籍を売る日本人男女の存在、それに群がるように縋り付く外国人の不法就労者、金になることなら何でもしようとする違反者たち、無我..
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十五 正義も公正も(6)「そうか、いま解放されたか。なんとも時間ばかりを掛けてくれるよな。それで例の結果はどうだったんだ。そうか、じゃあこれは使えるな」 満足そうな笑みを浮かべてホアホアは電話を切った。 やってはいけ..
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十五 正義も公正も(5)散々に罵倒し、恥を知れと吐き捨てるように言い置いてから、再び静かに「今日のところはこのまま帰すが、再び俺の前に座るようなことになったら、その時は容赦しないからな。覚悟しておけ」と諭すように言っては、..