記事「外国人」 の 検索結果 4956 件
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二 逃走と追跡(3)それを聞いたホアホアは、機嫌の良さがすっかり陰を潜めて考え込み始めるのだった。 日本旅券で出入国はできるので、今すぐに何か不都合がある訳ではないが、これからやろうとすることの障害にも成りかねない..
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二 逃走と追跡(2)「そちらはすべて上手く処理したのか」 「はい、あのままだとデブが捕まるのも時間の問題でしたからね。一対一ならあんな奴はどうってことはないんですよ」 「そうですか、イナガワさん、ご苦労様でした」 ..
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二 逃走と追跡(1)銀色に輝くパネルバンが東関東自動車道を東京方面に向かって、追い越し車線を猛スピードで走っていた。 走り慣れていない道路であるのは、右に左にと車線を次々に変更して、先行車を追い越している様子で明ら..
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一 信頼の絆(12)九鬼が成田空港に到着したら、きっとあの人懐っこい笑顔で「お手柄だったな、丸山」と言って労ってくれるだろうと思うと、自然に丸山の顔も綻ぶのだった。 だが、そうしている丸山自身は自分がやっていること..
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一 信頼の絆(11)幸いなことに十数年経ったにもかかわらず、モニターに映し出された十指指紋は鮮明で、引き渡される男の指紋をきちんと採取さえすれば、機械は正確に判断してくれるだろう。 自分が最終的に合致するかしないか..
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一 信頼の絆(10)コンピューターのモニターに映し出されている指紋を、丸山はじっと見つめていた。 入国警備官となって最初に受けた初任科研修で、指紋の形状から番号を附って識別することを教わったが、あの時もっと真剣に勉..
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一 信頼の絆(9)突然の詰問であるのと、珍しく名前で呼ばれたことで大林は動揺していた。確実に掴み操作していたハンドルは、大きく振られ車は左右に蛇行していた。 「疑うも、信じるも、何も、班長を信頼しているからこそ、言..
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一 信頼の絆(8)流石に九鬼が摘発情報を漏らしていると言う者こそいなかったが、事実関係は究明されないまま、部門内にうっすらとした不信感が燻ぶり続けながら、それでも変わらず摘発は続けられてきた。 大林はそんな九鬼を..
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一 信頼の絆(7)あのとき、あいつの話を信じて、許したのは間違いだったのだろうか。 もちろん九鬼の独断で違反事件を立件しなかったのではない。資格外活動という名の不法就労を客観的に立証するものが無かったし、何より当..
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一 信頼の絆(6)かつて摘発後の呼び出しに応じて、雇用主等に付き添われ出頭して来た陳華平を九鬼は取り調べた。 あのとき九鬼の前に座っていた陳華平は、生真面目と言って良い礼儀正しさと大人しい表情を見せながらも、言う..
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一 信頼の絆(5)「班長!」 大林の声に九鬼は現実に引き戻された。 思いの他に空いていた高速道路は、庁舎を出発してから一時間ほどで東関東自動車道の宮野木ジャンクションを抜けていた。 「寝ていたんですか?うなさ..
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一 信頼の絆(4)「いつもすまないな、でも、追い続けていたガラ(身柄)をやっと捕まえられたようなんだ。是非、俺に来てくれって九鬼ちゃんが言うもんだからさ」 そう言う海老川の顔は済まなそうにしていながら、それでいて得..