記事「外国人」 の 検索結果 4956 件
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十四 朝を迎えない夜(4)「もっぱら」を立証するには、人が一日を過ごす中で、食事をする、排泄行為や睡眠といった誰もが共通して行う本能的な行為の他に、その者に許された本来しなければならない活動をどの程度行っているか、その時間と..
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十四 朝を迎えない夜(3)ところが摘発した女たちの在留資格が「留学」や「就学」、「人文知識・国際業務」といった、ある程度の資格外活動が認められる在留資格であった場合でも、また報酬を得る活動が許されていない、観光のための在留資..
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十四 朝を迎えない夜(2)資格外活動と呼ばれる入管法違反は、もともとは与えられた在留資格に許されている活動以外の他の在留資格に許されている活動をしたときに問われるものとされていた。 そこにはホステスとしての活動はどの在留..
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十四 朝を迎えない夜(1)地下の取調べ室に居並ぶ警備官たちの顔には、うっすらと油が浮かび上がり、眼の下に黒い隈を作っている者も多い。それは摘発されて連れて来られた女たちも一緒だった。 クラブやスナックと名称こそ違えども、..
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十三 蟻地獄の罠(12)何も悪いことをしているのではない。親切にしてやった当然の報酬を受け取っているだけだ。 柴崎はいつもそう思いながらも、どこかで誰かかが柴崎の行動を見張っているような気がして、落ち着かない気持ちでい..
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十三 蟻地獄の罠(11)「大丈夫ですかね」 「何がだよ」 「いいえ、柴崎さんに奢って貰ったりして、急に態度が大きくなられてもねえ」 「心配いらないよ。もともとあいつは無趣味で友達もいないから、金が溜ってしょうがないんだ..
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十三 蟻地獄の罠(10)扱い慣れている筈のキャッシュディスペンサーのタッチパネルが、お前はこのカードの正規の持ち主ではないだろうと言っているかのように、緩慢な反応を見せていた。 柴崎はまるで指紋を押捺するかのように、指..
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十三 蟻地獄の罠(9)どれくらい待ったのだろうか。 待合室で静かに面会の順番を待っている他の人間が、待つことに慣れていない男にとって不思議なもののように感じられたし、のんびりとした応対をする窓口の係官の様子にもいい加..
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十三 蟻地獄の罠(8)様子が分からぬ男がきょろきょろしていると、玄関先に立っていたガードマンがにこやかな笑顔で駆け寄り、何の用事で来たのかと問いかけてきた。 男は収容されている中国人に面会に来たのだと、ぶっきらぼうに..
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十三 蟻地獄の罠(7)男は十条駅からタクシーに乗り込むと、西が丘の入管に向かうように指示した。 タクシーの運転手はやたらと饒舌な男で、初めて入管へ面会に行くのは初めてだと男が言うと、運転手は毎日のように面会に行く日本..
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十三 蟻地獄の罠(6)面会受付もひと段落して、柴崎は事務室で暫し休息しようとしていた。 「柴崎君、休憩中のところ申し訳ないが、この申し出の処理をお願いできないか」 処遇管理の統括入国警備官がそう言って、柴崎に一枚の..
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十三 蟻地獄の罠(5)柴崎は要領が悪いのか、手隙のときに他の業務を手伝おうとすると、拒否されることが多かった。柴崎に手伝って貰うことで、余計に手間が掛かるというのだった。 せっかく一発で昇任試験に合格しても上司に認め..